2018年2月20日火曜日

2017年度 経済法学科 卒論 最終提出

昨日,卒論の最終提出日でした。
口頭試問で修正・加筆の指摘を受けた箇所を直しての最終提出。
5月GW明けに製本され,図書館に所蔵されます★

卒論を提出した二人の学生にインタビューに答えてもらいました。

まず,
本田尭大君北広島高校出身,2014年度入学,増田ゼミ)

Q.卒論の題名と内容を教えてください。

卒業論文の題名は「長時間労働の実態 ――教員の長時間労働――」です。昨今、話題となっている企業の長時間労働や、最も勤務時間が長いとされている教育現場での長時間労働について、新聞記事や判例等を用いてその実態をまとめ、是正策を記しました。

Q.卒論執筆のきっかけ(理由)は何ですか。

4年間の大学生活で学んだことを、私の思い出として一冊の論文にまとめたかったことが理由です。経済法学科に入学をして、経済学と法学を幅広く学びました。また、教職課程を履修していました。そこで、経済学と法学、教育の三分野を網羅するような内容の論文を書き、大学生活の総まとめをしたかったので、卒業論文を執筆しました。

 Q.卒論執筆に当たって,苦労した点は何ですか。

卒業論文執筆に当たって、苦労した点は、私の主張をぶれることなく論文に記すことでした。様々な情報を集め、論文を書き進めると、自分の主張が散らばってしまいました。論点を絞って書き進めることが大切だと学びました。

 Q.卒論完成後の心境を聴かせてください。

口頭試問後、もう少し時間をかけて作成するべきだったと思いました。時間をかけて、自分がしっかりと納得のいく論文に仕上げるべきだったと思いました。経済統計学や計量経済学を学んでおくと、細かな分析ができたのではないかと感じました。

 Q. その他,何かあればお願いします。

卒業論文の作成は楽しかったです。自分の自由な考えや意見、主張がそのまま評価される単位は、「卒業論文」だけではないでしょうか。また、自分の書いた文章に対して、大学の先生が懇切丁寧にアドバイスをくださるという機会も「卒業論文」だけのような気がします。社会人に求められる文章力を、学生のうちに鍛えるためにも、ぜひ、「卒業論文」を執筆することをお勧めします。

提出窓口です。
次いで,
河口佳央さん(札幌北陵高校出身,2014年入学,足立ゼミ)

Q. 卒論の題名と内容を教えてください。

題名は,「仮想通貨に関する法的問題について」です。内容は,近年注目が集まっている仮想通貨の取引所が破産した事件を取り上げ、仮想通貨の私法上の性質について研究しました。

Q. 卒論執筆のきっかけ(理由)は何ですか。

大学4年間の集大成として、興味を持った仮想通貨に関して研究し、卒業論文として残したいと思ったため、執筆しました。

Q. 卒論執筆に当たって,苦労した点は何ですか。

研究しようと思ったテーマは法的議論が進んでおらず、他の法的問題に比べ文献が少なかったため、苦労しました。

Q. 卒論完成後の心境を聴かせてください。

内容を詰めることができるし、まだまだ勉強が足りず、自分の甘さを再認識しました。最終提出に向けて指摘していただいた部分を修正し、納得のいくものとなるよう、最後までやり遂げたと思います。

Q.その他,何かあれば,お願いします。

卒論は自分の興味があることに関して自由に書くことができるので、書いていて楽しいと思えました。また、今まで勉強してきたことが繋がって、理解を深めることもできました。卒論を提出した後、偶然日本の取引所で仮想通貨が流出する事件が起こり、とても驚きましたが、この事件が起こったことで、仮想通貨に関する問題は早急に考える必要があるし、自分が研究しようと思ったことは間違っていなかったと認められた気がして嬉しくなりました。卒論を書いている途中は苦しいと思うことも何度かありましたが、卒論を書いて本当に良かったなと思いました。経法では卒論は自由選択なのでほとんどの人が書かないですが、興味がある人にはぜひチャレンジしてほしいです!

***

二人の卒論の口頭試問の担当者を務めましたが,
二人ともに,頑張りの成果が,卒論に表れていました。
よく頑張りましたね。お疲れさまでした。

最初に書いたように,
卒論は製本されて図書館に所蔵されます。
自分たちの学びの成果を,
母校に残すことができるのも素敵なことですよね。

来年度4年生,是非,卒論にチャレンジして欲しいと思います。

(K.A.)