2021年3月10日水曜日

2020年度法教育授業企画のご報告

ここ数年間,4年ゼミの学生が,大学近郊の小学校で,
小学六年生を対象にし,法教育授業を展開しています。

今年度は,新型コロナウイルス感染症の影響もあり,
小学校で対面で講義を行うことは,泣く泣く断念。

法教育動画を作成して,
小学校の授業で児童たちに見てもらって,
ワークシートに
回答を記入してもらいました。
記入してもらったワークシートは,
大学に持ち帰って,
1枚1枚にフィードバックを。
フィードバックしたワークシートを
小学校に返送して,
児童に返却してもらいました!




















取り組んでくれた4年ゼミ生の感想です☆

菊池智哉君(札幌平岡高校出身,2017年入学)リーダー
 小学生に法律を教える」簡単なようで本当に難しい課題でした。過去、足立ゼミの先輩方が取り組んできた内容を見ても、行っている授業は皆「契約」ですが、教え方は多種多様でどのように小学生に落とし込むか、という工夫が重要なポイントであることを理解しました。例年は同期たちと同じ教室で勉強し企画を考え議論を重ねていましたが、今年は新型コロナウイルスの影響を受け、ほとんどの活動をオンラインで行いました。前例がなく私たちもオンラインでの討論など取り組んだこともないため、どのように進めるか、どうすれば進むか、どうすればメンバーが主体的に参加してくれるか、そんなことを毎日考え嫌になっていた時期もありました。そのタイミングで、足立先生からも指導を受け精神面でかなり追い込まれましたが、メンバーが「やるならしっかりとした成果を残したい」という熱い思いをぶつけてきてくれたので持ち直し再び精力的に活動に打ち込むことができました。もともと対面形式で教えに行くというスタイルでしたが、今の時代の新しい教育の形について考え動画で授業を行い、小学生たちと接触をなくしリスクをなくすことで確実に授業ができることとなりそこからは無我夢中で企画作成に取り組みました。授業の実施を快諾してくださった共栄小学校、「学び」のための学生プロジェクト助成制度や札弁連法教育委員会、本学の教育実習室の方々にも力を貸していただき何とか期日までに授業を作りあげ、実施することができました。小学生から帰ってきた回答用紙にはたくさんの嬉しいコメントが寄せられておりその時にやっと、達成感のようなものを感じることができました。4月から社会人として働き始める私たちにとって、たくさんの大人の方々と触れ合う機会を作ってくださった足立先生には非常に感謝しております。重たい作業を苦しみながら一緒に取り組んでくれた足立ゼミ4年生のメンバーには本当に救われました。この8人でなければ成しえなかった結果です。この経験を糧に社会人としていいスタートを切れるよう精進していきます。

上本洋介君(網走南ヶ丘高校出身,2017年入学)サブリーダー
 非常に貴重な経験をさせて頂きました。四年間法律を学んできたその集大成として今回の法教育企画に取り組みました。法律に触れたことのない小学生に法律を教えるので言葉の一つ一つに細心の注意を払いながら、分かりやすい説明を心がけました。
 今回は新型コロナウイルスの影響もあり対面ではなく動画形式での授業を作成しました。動画作成の最中、何度も躓き、そして何度も話し合い、その結果できた動画を小学生たちに見てもらい感想を頂いた時は非常に強い達成感を得ることができました。
 卒業し、社会人になる前にこのような貴重な経験をさせて頂いたことは自分の中で糧になると思います。協力頂いたみなさんに感謝したいと思います。ありがとうございました。

嶋木亮太君(帯広三条高校出身,2017年入学)
 ゼミ最後の集大成として法教育を実施しました。コロナ渦という事もあり沢山の足枷がある中での実施で本来思い描いていたものとは多少異なるものとなってしまい、例年通りの目的が果たせたかどうかは分かりませんが、長い時間をかけて準備したものが形になり子供たちに授業が出来たことには達成感を感じています。この経験を通し現状ある課題をどうしたら解決できるのか、より良くできるのか、考え抜く力を得れたと思います。この経験を胸に社会人となっても日々邁進していきたいです。

渡邊亜莉紗さん(札幌真栄高校出身,2017年入学)
 コロナ禍の法教育ということで、考えた企画案が何度も変更になってしまいました。こういった難しい状況の中でしたが、諦めずに何を一番伝えたいのかゼミ生で考えぬくことで良い授業案ができたのではないかと思います。ただ、直接小学生たちの反応を見ることができないため、アンケート結果が返ってくるまではドキドキしていましたが、良い結果が返ってきて嬉しかったです。
 このような結果が返ってきたのは話し合う場所などを提供していただいた大学や、小学校の先生方からのアドバイスがあったからだと思います。社会人になる前にこういった企画に参加でき、本当に良かったです。ありがとうございました。

佐藤彩純さん(札幌厚別高校出身,2017年入学)
 初めての取り組みが多く不安もありましたが、行ったアンケートでは「大事なところがわかりやすかった」「物語みたいで集中しやすかった」など、多くの児童が満足してくれました。また、文字の大きさや色の統一など、細部までこだわったパワーポイントが児童に伝わりやすい形で完成でき良かったです。そして最後に、このような状況の中、私たち学生や児童に新しい学びの場を提供してくださった足立先生や、ゼミの時間外にも多くの努力をしてくれた同期に改めて感謝したいです。ありがとうございました。

瀧量子さん(北海道大麻高校出身,2017年入学)
 最後のゼミ企画では、コロナの影響を受けて今までにない動画という形で取り組むことになりました。なかなか企画が通らず、動画制作に着手できずとても苦労しましたが、最終的には高評価をいただき、勉強や話し合いのかいがありました。様々な問題に直面しましたが、成功させることができてよかったです。

細越えみりさん(北海道千歳高校出身,2017年入学)
 今年の法教育は、先行きが不透明な状況が続き不安でいっぱいでした。しかし、取り組んだことのない動画作成に戸惑いながらも、多くの方々の力を借りながら法教育企画を無事に終えることができました。
 準備期間では、法律の知識がない児童たちに本来の意味と違う形で伝わらないように、話す内容や言葉を噛み砕くことが思っていた以上に大変でした。教える立場だからこそ、もっともっと理解を深めなくてはならないのだと本企画を通して身をもって感じました。
 本番では、児童たちが私たちの授業を楽しみながらも一生懸命ワークシートに取り組んでくれたことがわかり、ゼミ生で意見が対立しながら何度も議論してきたことは、意義があるものだったんだなと達成感を得ることができました。
 大変な状況下にありながらも、今回の法教育を無事に終えることができたのは、多くの方たちの協力があったからだと実感しています。貴重な経験をありがとうございました。

近藤和輝君(帯広北高校出身,2017年入学)
 当日は先生と私の2人で小学校へお邪魔させて頂きました。積極的に動画を見てくれる児童が多かったです。最初は興味を示さなかった児童も動画が進むにつれて真剣な眼差しに変わっていきました。ワーク中に近くの人のシートを見て意見交換したり、再生中に相づちを打ったりと小学生らしく素直な反応が印象的でした。アンケート結果を見ても3/4以上が「内容がわかりやすかった」とあるので、今年度の法教育はイレギュラーな方法でしたが法律(民法・私的自治の原則)について考えるきっかけ作りになれたと思います。


***

今年度の法教育企画は,
新型コロナウイルス感染症の影響もあり,
いろいろなことがありました。
学生と僕(教員)との間,学生同士,
さらには,小学校とのやり取りも難しいことがありました。
そうしたなかでも,これだけの成果を残せたことは,
素敵なことだし,
やり遂げたことに自信を持って欲しいと思います
 僕は仕事人としての厳しさを伝えたつもりです

企画をやり遂げるにあたっては,
途中,本学教職実習室の職員さんや,
教員試験に合格した学生からアドバイスをいただいたり,
札幌弁護士会 法教育委員会の弁護士の先生方からもアドバイスをいただいたり,
小学校の先生方からも厳しく愛情の籠もったご指摘をいただきました。
そして,今年度も,企画立案に当たって,
ラーニングコモンズを縦横に利用させていただき,
さらには,『学びのための学生プロジェクト助成制度』から,
助成していただきました。
皆さんの協力があって,実現ができた企画です。
この場を借りて,僕からも感謝を伝えたいと思います。

そして,何よりも,
コロナ禍の中,しかも,四年生にもかかわらず頑張った,
4年ゼミの学生には,ありがとう,と伝えたいと思います。

(K.A.)