2014年2月27日木曜日

Shine like Stars-内定学生編 vol.1-

3月に卒業する学生に,就職活動の体験談を語ってもらいました。
後藤彩香さん(2010年入学 札幌手稲高等学校出身)の登場です。

4月からここで働きます!
Q:就職活動の成果を聴かせてください。

後藤さん:
内定は4社から頂きました。最終的には学校法人北星学園で働かせて頂くことになりました。

Q:エッ、来年度もキャンパスで会いますね! 就職活動中のスケジュールを教えてください。

後藤さん:
就職活動は、3年生の10月の下旬から、就職サイトの業界研究講座に参加したのが始まりです。12月に就活ナビがオープンしてからは、早速合同企業説明会に参加しました。一番最初にES(エントリー・シート)を出したのは1月でした。トータルで40社は超えていたのではないかと思います。面接は、最初にESを提出した企業を皮切りに、2月から始まりました。面接は、2次、3次と行う企業が多いので、ESを出したのと同じくらい面接も受けていたと思います(ES、筆記で落とされた企業もあるので())。面接は、集団面接→個人面接という流れの企業が多かったと思いますが、個人面接しか行わなかった企業もありました。1社あたり最終結果が出るまで、平均1ヶ月くらいかなと思います。中には23週間で結果が出る企業や、結果が出るまで2ヶ月ほど要した企業もありました。一番最初に内定を頂いたのは9月です。ほぼ同時に2社から頂いたのですが、両社とも辞退をしました。

(※ESとは,エントリー・シートの略です。就職活動の際に、大学時代に頑張ったこと、自己PR、志望動機などを記入して、企業に提出します。)

Q:就職活動中の悩み・苦しさ・大変さを教えてください。

後藤さん:
まず最初につらいと思ったことが、履歴書、ESが上手く書けないことです。就職活動を通して思ったのは、色んなエピソードがある人の方が有利だ、ということです。ESには、「○○について、あなたのエピソードを元に書いてください」といった変わった質問があります。文章が書くのが苦手でも就職支援課の職員さんに見てもらうことで、それは解決できるのですが、エピソードばかりはどうにもならないので、アルバイトだけしかやっていないと言う学生でも、アルバイトの中でいろんなことに挑戦したり、懸命に頑張ってほしいなと思います。好奇心旺盛でいろんなことに興味を持って欲しいです。
また、周りの学生が内定を取っていくなかで、なかなか内定を取れないことで、とても苦しい思いをしました。北星学園から11月に内定を頂いたのですが、それまで約1年間スーツを着ていました。いつになったらスーツを脱げるのかな…と、体力的によりも、精神的に苦しかったです。ですから、就職活動中は、気分転換を大切にして欲しいです。私は旅行に行ったりなど自分の好きなこともしていました。就職活動をしているからといって、自分のやりたいことをセーブする必要はありません。上手に両立してストレスを発散してほしいです。

Q:就職活動を行うにあたって,経法のカリキュラムで役にたったことはありますか。

後藤さん:
私は、ゼミナールが一番役に立ったと思います。私は岩本先生のゼミに所属していました。岩本ゼミでは、政治哲学に関わる正解のない問題(社会問題や倫理的な問題など)についてみんなで議論することで、いろいろな価値観を養うことができました。こうしたゼミナール活動は、他の学科にはないと思いますので、興味のある学生には是非参加して欲しいです。就職活動はいろいろな社会人と出会う場でもあるので、柔軟に考える力がとても役立ちました。また、今年度から基礎力養成塾も開講されたので(私のときはありませんでした)、経法にしかないカリキュラムにぜひ挑戦して欲しいです。

Q:将来の夢を教えてください。

後藤さん:
学校事務の仕事ですから、非常にマイナーな職業だと思います(注:そんなことありませんよ!)。私は、地元に貢献できるように頑張りたいと思っており、その中で北海道の経済、企業に貢献できる人材輩出という観点から、北星学園を志望しました。学生の皆さんが充実した学生生活を送れるように貢献するのはもちろんですが、さらに学生生活の中での経験をみなさんが社会人として働くうえで活かせるよう様々な面でバックアップできるよう頑張りたいと思います。

Q:経法の受験を考えている高校生に何か一言お願いします。また、現在就職活動に取り組んでいる3年生や、2年生・1年生にも何か一言をお願いします。

後藤さん:
まず、高校生の皆さんへ。皆さんの中には、受験が成功するかを心配している方、合格して大学生活に不安を抱える方、様々な悩みを抱えていると思います。私も高校生のときに大学受験と言うものはとてもプレッシャーでした。そして大学生活もとても不安でした。ですが、是非その不安を力に変えていろんなことに挑戦をして欲しいと思います。ご縁があって経済法学科に入学することになりましたら、私も皆さんの応援をしたいと思います。皆さんの周りの方は必ず応援してくれますよ。頑張ってください。
次いで、就職活動を控えている学生さんへ。
まず12年生に申し上げたいのは、就職活動を今から心配しないでください。心配することよりも私はいろんなことに挑戦して欲しいです。それは何でも構いません。サークル、アルバイト、学外の活動でも大丈夫です。必ずその経験があなたを大きくします、そして就職活動では心強い味方になってくれます。是非充実した大学生活を送ってください。3年生のみなさんには心配するなといっても無理だと思うので、是非これをやって欲しいと思います。それはSPI対策、新聞を読む、自己PRと学生時代に力を入れたことを書けるようになる、の3つです。これだけやれば他の就活生とも差がつきますし、いざ履歴書を書くときになってもあせらず落ち着いて準備できるようになります。また新聞を切りぬいてノートにまとめれば、それだけでエピソードになります。特に心配してどうしようもない方は、あらかじめゆっくり準備しておけば、精神的にとても楽です。はっきりいいますが、就職活動は大変です。でもそれだけ頑張れば絶対に神様は味方してくれます。頑張ってください!

チャペルにて!
Q:今日は忙しいなか、ありがとうございました。

***


学生の様子を見ていると,就職活動は本当に大変です。
学生の生気が奪われていくのが、目に見えて分かる。
しかし、それと同時に、学生は、就職活動を通じて、
そのありよう・人間性が磨かれていきます。
確かに、学生にとってはストレスフルな時間なのですが、
これも大人・社会人になるためのイニシエーションとして必要なのかもしれません。

本学には、就職活動を支援するキャリアセンターがあります。
また、先生方も、学生から働きかけてくれれば、
親身に就職活動のアドバイスをしてくれるでしょう。

学生視点にたった親身な教育が、経法のウリの一つです!

後藤さん、4月から現役学生のサポートを宜しくお願いします!