2020年2月10日月曜日

「法教育」授業・第一弾

2019年2月4日(土),4年ゼミ生が,
札幌市立平和通小学校の六年生を対象に,
「法教育」授業を行いました。
テーマは,民法の基本原則である
「私的自治の原則」「契約自由の原則」


2019年4月から,就職活動と同時並行で準備を進めてきました。
「『学び』のための学生プロジェクト助成制度」の補助も受けて,
授業を行うための備品(文房具や模造紙など)なども揃えました。
ありがとうございます!

児童に,「私的自治の原則」と「契約自由の原則」を体感し,
理解してもらうために,
個人ワークやグループワークを織り交ぜた授業を展開しました。

休み時間に,児童に囲まれていたゼミ生もいましたね!

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授業に参加したゼミ生の感想です。

近藤直哉くん(北海道千歳高校出身)授業担当
 平和通り小学校の授業で初めて人にものを教える立場にたって、その難しさを感じました。企画の段階でも小学生はどの程度理解してくれるのかや、難しい言葉をどのように噛み砕いて説明するかなど多くの問題にぶつかりました。けれどゼミのメンバーや、先生、教職実習の方など様々な人の意見や考えをいただいき、たくさん試行錯誤をした結果良い授業ができたと思います。協力してくださった学校や様々な人に感謝して、今後に生かして行きまいと思います。

髙倉凌介くん(札幌英藍高校出身,2016年入学)スタッフ
授業を始める前までは緊張していました。ですが、授業が始まると子どもたちが授業に積極的に取り組んでくれている姿を見て、緊張がほぐれ、楽しく授業を終えることができました。本番の日まで試行錯誤を重ねてきましたが、子どもたちが授業を楽しんでいる姿を見て、授業をやって良かったなと思いました。最後になりますが、平和通小学校の教職員の皆様、6年生の皆さん、授業を行わせていただき、ありがとうございました。

平川諒くん(札幌新川高校出身,2016年入学)スタッフ
実際に平和通小学校で授業をしてみて、自分たちが準備してきたことはほぼ全て出し切ることができました。特に2時間目のグループワークでは、契約内容を変更できるか否かの問題に対して、児童がグループで話し合い発表すると言う形でした。グループごとに意見が分かれ、大学生が解決方法を説明すると児童はとても興味深く聞いていたのが印象的でした。授業後も児童から質問があり、自分たちが法教育で目標としてきた、「法律を学ぶきっかけとなる授業をする」ことはできたと思います。
 また、個人的に感じ反省点が2点あります。まず1つ目に、授業の入り方です。初めて会う大学生に対して緊張が解けないうちに授業が入ってしまったことでした。導入部分のアイスブレイクを児童と掛け合いながら授業の雰囲気を作っていくのがいいと思いました。2つ目に、グループワーク時の児童へのアドバイスです。ただ、「こうした方がいい」とアドバイスを送るのではなく、「なぜそのような回答になったのか」や「このような場合はどう考えるか」など、児童自身またグループで考えてもらうアドバイスの仕方をすれば、良かったと思います。これは、大学生全員で共有してから授業に入る必要があったと思います。
 しかし。反省点だけでなく、いいところもありました。授業の進み具合に対して臨機応変に省略したり,また、疑問がありそうなところでは少し深く説明するなどできました。
また、児童たちも大学生の授業に対して挙手や発表と協力してくれて助かりました。平和通小学校での授業はとてもいい経験になりました。

恒例の記念撮影です。ホッとしています☕

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一年間かけて準備してきた授業内容。
僕の講義方法にも参考になりました。
また,ゼミ生同士で,
「私的自治の原則」と「契約自由の原則」
の意味内容について議論するすがたは,
担当教員としても,有り難く感じていました。

講義を創っていくにあたっては,
何度も小学校を訪問させていただき,
六年生の担任の先生や,
校長先生・教頭先生にたくさんのアドバイスをいただきました。
この場を借りて,ですが,ありがとうございました

(K.A.)