2014年1月25日土曜日

❤経法教員インタビュー No.2❤ 篠田先生 その一

お待たせしました(誰もまっていない???)

経法の専任教員紹介 第2弾。
前学科長でもあった篠田優先生の登場です。

今回のインタビューは、元気でオシャレな二人組。
あとはお任せしましょう。

***
こんにちはー!
インタビュアーを務める
経法学科1年の南衿花と杉澤未来(2人とも北星学園女子高校出身)です。

今回は、ななななんと!篠田先生にインタビューしてきました。
それでは、はじまりはじまり〜♪

(まだ)真剣な眼差し…。


南:
自己紹介と民法を教えるきっかけを教えてください。

篠田先生:
篠田優です。「ゆう」なもんですから、今でもおばたちからは「ゆうちゃん」と呼ばれています。

南・杉澤:
いきなりですね。




篠田先生:
実は、こんなこと言っちゃっていいのかな、私は本当の意味での民法の専門家ではないのです。主にロシア革命以降のロシアの法律について研究しています。出身大学院は、北海道大学法学研究科で、研究生活のスタートは、ロシアの住宅法研究でした。住宅法は、法律の分野でいうなら、公法(憲法・行政法)と私法(民法)が交錯する分野です。北大には、民事法研究会とか公法研究会といった研究会があって、大学院生は何らかの研究会に出なければならないのですが、元々民法への関心が強かったのと「住宅」ということで、私は民事法研究会に出ました。そこで鍛えられましたね。特に、皆さんが民法を勉強するときに最初に手にするだろう「内田・民法」の著者・内田貴先生にはしごかれました。今、大学で曲がりなりにも民法を講じられるのは、当時の訓練のおかげです。大学院での勉強後、たまたま北海道教育大学旭川校で民法教員を募集してまして、応募したら、ありがたいことに採用されました。教育大では憲法も教えなければいけないのですが、ともあれこのときから民法教員としてのキャリアがスタートしたわけです。で、本学においても、民法を担当しているという次第です。

ダンディーです。
杉澤:
ロシア法、憲法、民法…凄いですね。

篠田先生:
法律の教員(研究者)は、皆、外国法の研究者でもあるんですよ。

杉澤:
学生時代に民法を学ぼうと思ったきっかけはなんですか?

篠田先生:
学生時代、法律のなかでは民法に興味がありました。それは、民法が、もっとも法律らしい法律だと思ったからです。民法は、数ある法律のなかでは一番歴史が深く、淵源はローマ法にまで遡るんですよ。

南:
民法のなかで一番好きな条文は何条ですか?

篠田先生:
好きというのとはちょっと違うけど、一番最初に勉強したのが不法行為だったので、私と民法を結びつけてくれた、愛着のある条文ということで、709条かな。不法行為は、本学では「民法Ⅲ」で学びます。「民法Ⅲ」取ってくださいね!

杉澤:
はい。えっと話題を変えまして、篠田先生が授業中に「やってしまったー!!」と思ったエピソードは何かありますか?

篠田先生:
初めて大学の教壇に立つことになったとき、自信を持てなかったので、少しでももっともらしく見せるための小道具として、ネクタイを締めて講義に臨んだのです。それ以来、ネクタイは教壇に立つための必須のアイテムとなりました。しかし、あるとき、ネクタイを締め忘れて教壇に立ってしまったことがあったのです。視野の中にネクタイがないと気がついた瞬間、頭の中が「はぁぁーーー!!」と真っ白になってしまいましたね。

そろそろエンジンがかかってきました…。
杉澤:
先生の「民法Ⅰ」の講義を履修していますが、確かにいつもネクタイをしていらっしゃいますね。でも、堂々と講義をなさっている普段の先生からしたら、考えられません!

その二へ………。