2019年12月8日日曜日

債権法講演会★開催

(報告が遅れてしまいましたが…,)
12月2日(月)3限(13時~14時30分)の講義に,
弁護士 池田賢太先生をお招きして,
「債権法講演会」を開催しました。
垂れ幕も手作りです。

恒例(?)の学生企画です。
学生たちは,9月から,
この日に向けて準備してきました。
テーマ,企画案ともに,
なかなかOKが出ずに,苦しい日々でしたね。
しかし,その3ヶ月を頑張り抜いて,
池田先生・担当教員からも評価される企画案を
創り上げました。


(債権総論の内容からは少しそれますが,)
「JASSOの説明不足による学生のリスクの認識不足」。
奨学金契約を,契約法の観点から,
検討しました!

自分たちの主張の裏付けをとるために,
高校生・大学生合計で
1000名近くのアンケートも採取。
脇から見ていて,
本当によく頑張っているな,と思わされました。

学生スタッフに感想をいただきました。

青柳凜さん(藤女子高校出身,2018年入学)企画リーダー
【学習内容について】
私は奨学金を借りていないのですがこの勉強をするまでこんなにも問題になっているとは知りませんでした。奨学金問題について考えていると、この問題の背景には雇用制度などといった日本の社会問題があるということがわかりました。奨学金返還困難者が今以上に増えた場合、家計がきつく、子育てをする余裕もなくなり、日本の社会問題である少子高齢化、人口減少など奨学金問題の前後には様々な社会問題があるということがわかりました。勉強するまでは学生に落ち度があるからこのような問題が起こっており、借りていない私には関係ない話だと思っていたため、これらのことを知り、他人事ではないなと考えさせられました。もっとその前後の繋がりはどのような問題があるのか、また奨学金返還困難者がなぜ日本に貢献できなくなるのかについてもっと考えられたらよかったなと思います。
【活動内容について】
また、私たちは約3か月に渡り、この講演会に向けて準備してきました。何か一つの問題について何か月も考えてきたので、企画が通った時はとても達成感を感じました。大学に入学してからは大教室で先生の講義を受けるといった授業形式が多く、自分の意見を考え発言し、チーム中で1つの案を作り出すという作業は久しぶりだったので、自分はどう思っているか、なぜそう思うのかを相手に伝わりやすいよう簡潔にまとめたりするのが難しかったです。さらに私は上がり症なので初めのほうは自分でも何が言いたいのかわからなくなり何度も困惑しました。しかし、この2か月間で自分の意見を出したり普段お話する機会がない弁護士の先生を相手にプレゼンしたりとしていくうちに緊張はしますが表に出さないように自分の意見を伝えられるようになったと思います。もともと何か企画したり意見を考えたりするのが好きだったので、自分で考えたことを外に出せるようになったのは、私にとって今後の強みになると思いました。

大野由喜さん(札幌清田高校出身,2018年入学)司会担当
講演会を終えて、まずリハーサル通りには行かないなと思いました。当日何が起こるか分からないので、それに対応できるような力をもっと付けれればいいなと思います。今回は司会をやらせていただきましたが、人の前で何かを話して伝えるのは難しく、今回の講演会を聴いている人の中には興味がない人もいたと思うので、その人たちに興味関心を持ってもらえるような話し方を出来ればと思いました。

稲村文香さん(札幌東高校出身,2018年入学)学生議論担当
私は奨学金制度について全く知らなかったので、奨学金問題や大学についてなど様々なことを考える良いきっかけとなりました。
また、今回の講演会を通して一から企画を作ることの大変さを実感することが出来たので、この経験を今後に生かしていきたいです。


眞鍋千尋さん(札幌光星高校出身,2018年入学)パワポ操作担当
今回の講演会では、奨学金を借りている学生も借りていない学生も、全ての人がこの問題を考えなくてはいけないという私達の考えを裏付けるために、アンケート結果を使用したり、現状を踏まえて説明していきました。
原稿が直前に変更したりと大変な点もありましたが、この問題が少しでも受講者に自分事として届いていると嬉しいです

橋本龍生くん(札幌白石高校出身,2018年入学)議論司会担当
今回の講演会では司会者という受講者に直接問いかける重要な役をやらせて頂きました。発表の原稿を暗記する際にどのようにすれば早く覚えられるか、間違いなく伝えられるかを考え練習しました。いざ大勢の前にたつと、とても緊張して、してしまい大切なところが抜けてしまったりしそうになりますが、その中でも受講者に伝わりやすく話すということはとても難しいことだったと思いました。しかし、これは良い経験でした。 

山原乃香さん(札幌創成高校出身,2018年入学)諸事務担当
奨学金についての講演会をやらせていただきました。私が興味を持ったのは、講演会の内容についてです。奨学金の講演内容ならメリットとデメリットが考えやすいと思っていましたが、説明不足という法律がらみの難しいテーマで挑んだのが法学科らしいと思いました。法律を学んでいくうちに、だんだん普通から一歩また一歩と難しいことに挑んでいく力がついていくのが実感できました。準備期間は辛かったけれど、この経験は将来どこに就職しても役立つでしょう。このゼミに入って正解だったと思いました。

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3ヶ月前と比べて,随分と大人になったな,という印象も。
2年生,ここで得た経験を糧に,今後の大学生活も充実させて欲しいです
期待しています!!!


講演会終了後???
(K.A.)