2019年12月26日木曜日

⚖法学講演会のご報告🗡

12月17日(火)3限の「法学」の講義に,
北海道行政書士会ADRセンターから,
副センター長 深林恭広先生をお招きして,
「法学講演会」を開催しました。恒例の学生企画です。


本講演会では,受講している学生に,
模擬ADRを実体験してもらいました。

北海道行政書士会ADRセンターは,
全国で唯一,
自主交渉型ADRを採用しています。

学生たち,前期のゼミでも,
行政書士の先生方に,自主交渉型のADRを学び,
企画のリーダーとサブリーダーは,
行政書士会のADR研修会にも参加して,
講演会に備えてきました。

講演会では,学生たちのアイデアで,
学生による模擬ADRの実践,
そして,受講者にも模擬ADRを体験してもらいました。











模擬ADRの事案は,隣人トラブル。
事案も学生たちによる作成です。
 講演会で扱う時間が決まるまでに,
 10個前後の事案を作成し,
 行政書士の先生と打ち合わせを重ねてきました。

実演ADRです!















法学講演会を企画した学生たちの言葉です

小池三樹くん(札幌清田高校出身,2018年入学)企画リーダー
 自分たちは約3ヶ月前から模擬ADRをする際に使う事案をたくさん考えました。最初に事案を考えるときは堅く考えすぎていて事案の内容がつまらなくなってしまい、論点も曖昧なままでしたが、先生方や先輩のアドバイスを通じて、面白くて論点も明確になる事案を作成することができました。
 また、自分はリーダーを今まで一度もやったことがなく、不安しかありませんでした。そしてこの企画を成功させる自信も全くありませんでした。チームをどのようにまとめれば良いのかわからず、ひとりで悩むことも多々ありました。しかし、メンバーの支えもあってなんとか当日まで頑張ることができました。この法学講演会の企画チームは仲が良く、雰囲気もよかったと思います。そのおかげでこの企画を進めることができました。また、このチームの雰囲気でないと当日の進行も上手くいっていなかったと思います。なのでチームメンバーにはとても感謝しています。
 この法学講演会ではリーダーを務めることでチームをまとめることの難しさを実感しました。しかし、様々な困難がありながらも1つの企画を成功させたことは大きな自信に繋がりました。この経験を糧にして、残りの学生生活を意義あるものにしたいと思います。

瓜はるかさん(札幌旭丘高校出身,2018年入学)
 今回の講演会は無事に終わってほっとしたという気持ちが大きいです。法学講演会は前例が無いため参考できるものが無く、どのように講演会を進めていくのかという基本的なところから私たちが考えていかなければなりませんでした。何ヶ月も前から準備を始め、その頃はまだみんなの気持ちは同じ方向を向いているとは思えませんでした。ですが、本番が近づいてくると各自が自分のやるべきことを見つけ行動することができていたと思います。準備は大変なことばかりで逃げたいこともありましたが、その分達成感は大きかったです。

大坂美知さん(札幌英藍高校出身,2018年入学)
 今回の法学講演会は初めての試みでしたが、受講生にも「楽しかった」と言ってもらえる講演会にでき、とても嬉しかったです。
 今回の講演会を通して、自分の意見を説得的に説明することの難しさを改めて実感しました。改善点も多く見つけることができたので、来年に繋げてもらえたら幸いです。私自身も今回の経験を今後に生かしていきたいです。

川下夕夏さん(札幌平岡高校出身,2018年入学)
 今回法学講演会を通して講演者は受講者のことを1番に考えて企画することがとても大切だと感じました。私たちが今回テーマとしたADRはほんとんどの人は初めて聞く言葉だったと思います。その状態からADRを知ってもらい、さらに模擬体験をしてもらうにはいかに受講者が自分なりにどのようなものか理解して貰う必要がありました。そのため配布する資料、講演会で流すパワーポイント、司会原稿、すべてを何度も確認しもっと別の表現にはできないか?この方が分かりやすいのではないか?とみんなで意見を出し合って改善させていきました。ですので当日、受講してくれた生徒が真剣に模擬ADRを取り組んでくれている姿を見て、とても嬉しく思いました。この経験は日頃出来るものではないと思っています。とてもいい経験になりました。

常木大輔くん(札幌東陵高校出身,2018年入学)
今回の講演会では、模擬ADRを通してADRとは何かを知ってもらいました。私は、実際に学生の前で模擬ADRを行う調停人役と学生と一緒にADRをやらせて頂きました。調停人役はどれほど実際の調停に見せられるかを意識してやりましたが23回セリフを見てしまったのでそこが反省点です。総合的には調停を学生が楽しそうにやっていたので嬉しく、とてもいい経験になったと思います。

吉田雪乃さん(札幌旭丘高校出身,2018年入学)
 私は、今回講演会で学生によるADRの実演を行って、深林先生をはじめとする、行政書士の先生方や、講義を受けている友達に「素晴らしい実演だった!」と褒めていただいたのが1番嬉しかったです。
 模擬ADR中も、想像していたより学生の皆さんが熱心にメモを取っていたり、終始笑顔で楽しそうに話し合いを進めていたのもとても印象深かったです。アンケートにも「行政書士になろうと思った。」と書いている方が実際にいて、今回の法学講演会は少なくとも1人の学生の人生には響くようなものにできたと思います。
 今回の経験は自信を持って語れるものにできたと思います。

渡部果菜さん(旭川西高校出身,2018年入学)
 前例のない講演会企画だったため、最終的なゴールやどう組み立ていけばいいのかが分からず大変でした。
 また個人的には、人前で話す事が得意でなく今まで避けてきたため、今回の司会が良い経験になったと思います。

恒例の記念撮影です♥
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過去10年間くらい,
学生企画の講演会を行ってきましたが,
学生の言葉にもあるように,
受講者を巻き込んだ講演会の開催は,
初めての取組みでした。
学生たちの創意工夫もあって,
初めての試みであったにもかかわらず,
盛況に終えることができました。
僕自身も勉強になりましたね。

企画に取り組んだ学生たちは,
ここで得た経験を,
今後の大学生活にも活かして欲しいです!!!

(K.A.)