2019年12月23日月曜日

拓殖大学・筑波大学との合同ゼミ☆報告

12月14日(土),本学で,
拓殖大学・長友昭先生のゼミと,
筑波大学・宮坂渉先生のゼミと,
本学・足立のゼミとで合同ゼミを行いました。

前期に拓殖大学で行った合同ゼミ秋(冬)versionです。
足立ゼミに出された問題は,
「民法における人格権の在り方について、ドイツ、フランス、日本のそれを研究した上で、不法行為法上の未成年者の責任能力制度を人格権の保護に基づくものとして位置づけることができるか」という問題。


ゼミ生たち,Ciniiで資料検索も行って,
約1ヶ月の間,(他の企画と同時並行で)勉強に取り組みました。

参加したゼミ生の感想です。

瀧量子さん(北海道大麻高校出身,2017年入学):
 今回は2年生も3年生も他の企画と同時並行で、スケジュール的にも大変でしたが、2年生を中心に前期より深い勉強と、積極的な意見交換ができ、とても刺激的な1日となりました。

稲村文香さん(北海道札幌東高校出身,2018年入学):
 今回の合同ゼミは前期の延長のような形でしたが、どの国にも人格権には様々な考え方があり、ドイツの人格権の考え方を日本に当てはめるとどのように考えられるかということについてとても悩みました。様々な学者の論文などを読み、ゼミ内でも沢山議論し、最終的には足立ゼミとして一つの考え方にまとまりました。しかし、当日他のゼミの全く別の考え方を直接聞き、一つの説で平等に保護することの難しさと解釈の幅の広さを実感しました。
 また、憲法と民法の関係についてなど、前期よりも一つの意見から様々な考えを議論することができ、さらに充実したあっという間の4時間でした。

眞鍋千尋さん(私立札幌光星高校出身,2018年入学):
 準備期間は、メンバーの考えの統一や書面作成など、時間が無い中でやる事が多かったので大変な部分はありました。
 しかし当日は、やはり知識をつけた上で議論することは楽しいと思いました。私たちはドイツの人格権についてでしたが、他ゼミの日本、フランスにおける人格権はまた違った特徴があります。ひとつの結論を導き出す訳では無いけれど、人格権について多方面の視点からみて、今の日本の制度について検討する、とてもいい機会でした。

村弦樹くん(北海道岩見沢西高校出身,2018年入学):
 合同ゼミに参加させていただき、様々のことに気付かされました。
 1つのテーマに沿って学んでいくということはもちろんなのですが、それも同じくらい誰かと交流していくということも大事だなと感じました。
恒例の記念撮影です★
 その人その人の考えに触れ、取り込みながら、自分の力にしていく。そういうことが学びと同時に、純粋な気持ちで出来るのはこの大学生の時期だけだと思います。また同じような機会があれば、是非参加したいです。



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先述のように,3年・2年ともに,
別企画と同時並行だったので,
準備・勉強が大変だったと思います。
しかし,本当に頑張って乗り切りました!
他大学の学生から大いに刺激を受けさせていただきました★
ここで得た経験を,今後の大学生活でも活かしてくださいね♥

合同ゼミ後の懇親会では,
拓殖大学・筑波大学の学生と,
来年の再開を約束して解散しました!



(K.A.)