2023年6月30日金曜日

北星学園大学図書館学術リポジトリの更新

北星論集を閲覧できる
図書館学術リポジトリが更新されました。
こちらを参照してください。

原稿執筆時に,
(恥ずかしながら)自分の原稿を参照しなければならないこともあり,
リポジトリの存在には助けられています。
また,大学に居なくても,どこでも,
学術的データに接することができることは有り難いことです。
こちらも,活用しましょうね! Cinii Research
以前のバージョンよりも,表示が見やすくなりました(失礼)
学生の皆さんも,利用してみましょう!

2023年6月26日月曜日

2023年度 経済法学科 ガイドブック

(アナウンスが遅れましたが…,)
2023年度 経済法学科 ガイドブックが公開されています。
経法の魅力がびっしりと詰まっています。
こちらから,ご参照ください。


2023年6月21日水曜日

Diario di viaggio in Italia③

1ヶ月に一回の予定でしたが,番外編として。
国際学会に参加してきました。

所属する大学の研究センター
Accademia Romanistica Costantiniana」が主催する国際会議です。
 受入教員のNavaara先生がOrganizzazioneの一人を務めています。



場所は,Perugia近郊のSpelloという村です。
なぜSpello開催かは,
上記のセンターのHPを参照してください。
Spelloは,
イタリア一美しい村という触れ込みも。
確かに小さくて可愛い村でした。

ヨーロッパの錚々たる学者が集まった大きな学会でした。
日本から参加していた,
我われにとっては馴染みの先生とも会えました。

発表の内容はあまりフォローできませんでしたが
-後で要約や原稿を読めば良いのですー,
古代から綿綿と続く土地・遺跡に囲まれた建物での開催もあり,
ヨーロッパの法学・学問の神髄に
触れたような気持ちになりました。
基礎的な研究の新たな刺激を受けることができました。

***
ところで,最近,大学では図書館に籠もっています。
大きな大学なので,
中央図書館と学部ごとの図書館があります。
もちろん,利用は法学部の図書館。
日本の図書館ですと,
法律系は,基礎法,憲法・民法・刑法…
という並びかと思いますが,
ここでは,ローマ法,法史,法哲学,民法,
商法,憲法,刑法…という並びなのです。
ヨーロッパの法学において,
基礎法がどういう位置付けなのかは,
まだインタビューできていないのですがー結果は後ほどお伝えします-,
イタリアならではの歴史が感じられます。
 アクチュアルなテーマに飛びつきがちですが,
 学問・研究においても,
 大学教育においても,
 基礎的な研究や教育を大切にしないとならないな
 と改めて実感しています。
 文化の継承をしていかないとなりません。

図書館は,自分にとっては,
玉手箱のようなものです。
日本ではなかなか手に取れない書籍や,
今まで存在も知らなかった書籍もあり,
さらには,
発行されていることを知らなかった雑誌もありで,
書架を一段一段丹念に調べる作業を続けています。
日本と同じ問題意識の書籍もあったり,
こちらならではの問題意識を持った書籍もあったりで,
問題意識の進化や発見-
研究のネタをいくつか見つけることができました。
こちらにいる間に,ある程度の成果を出さないとなりません。

学生の皆さんは,在学中は気付かないことが多いと思うのですが,
実は,大学の図書館は,情報・学識の宝庫なんです。
在学中に,図書館に籠もる,ヘビーユーズする習慣を身につけて欲しいと思います。

2023年6月15日木曜日

担保法制の見直し

再び再び民事法制の改正の議論を。

担保法制の見直しも,現在,法制審議会で議論がなされている。
こちらも,法務省・法制審議会・担保法制部会の議論,着目してください!

後期の担保物権法の講義で,若干触れていきたいと思います。
今後も民事基本法制の見直しが続いていきます…。
激動の時代ですね。
学生にも,社会と法律の関係,是非,この際に考えてほしいです。

2023年6月12日月曜日

区分所有法制の改正審議

再び民事法制関係の改正の議論を。

マンション修繕決議に関してのニュースが流れていました。
所有者不明土地・建物問題に続いて,
実は,マンションの法的なあり方・捉え方をどうするかも
考えなければならない喫緊の課題なのです。

改正の議論,着目です。
法務省・法制審議会・区分所有法制部会の議論にも着目してください!

2023年6月8日木曜日

TKC「公務員のしごと」無料オンラインセミナーの紹介

経法2年以上に付与される判例データベースの提供会社 TKC様から,
公務員の講演会の情報が寄せられました。

【TKC】東京都小金井市・堤直規様による「無料オンラインセミナー」ご案内

この度TKCは、東京都小金井市・子ども家庭部長でキャリアコンサルタントの堤直規(つつみ・なおただ)氏をお迎えして、下記の通り無料オンラインセミナーを6月に開催することになりました。

堤様は『公務員1年目の教科書』(学陽書房刊)をはじめ、公務員の働き方をテーマとした著書を数多く執筆しております。今回のセミナーでは、『公務員というキャリア』を題材に生き生きとした公務員人生を送るためのキャリアデザインについて、専門的な見地からご自身の経験に基づいた具体的事例を交えながらご講演いただきます。

将来、公務員として公私とも充実した生活を過ごしたいと思っている皆さまには必聴のセミナーです。ぜひ多くのご参加をお待ちしております。

テーマ:『公務員というキャリア』 ――結構しんどい、やっぱり素敵!――

講 師:堤 直規 氏(東京都小金井市 子ども家庭部長/キャリアコンサルタント)

開催日時:2023年6月24日(土)15:00~16:30

開催方式:オンライン形式(Cisco社Webex)※後日オンデマンド配信予定あり(要申込)
     <事前登録制・無料> ※後日TKCより招待メールを送付します

申込方法:TKC「公務員試験学習ツール特設サイト」(以下URL)からお申込みください
     https://bit.ly/439Rbbu

<本件に関するお問合せ先>
株式会社TKC 東京本社 リーガルデータベース営業本部
「TKC学習ツール・サポートセンター」 hrsupport@tkc.co.jp

***

経法では,公務員志望の学生も多いので,
公務員の仕事は,どういう仕事なのかを知る絶好の機会ですね。
後日,オンライン配信もされるようなので,
将来,公務員を志望する学生には
(そうでない学生にも)お薦めの講座です!



2023年6月5日月曜日

令和5年5月26日 知財高裁大合議判決

令和5年5月26日,知的財産高等裁判所で大合議判決が出されました
(知財高判(特別部)令和5年5月26日(令和4年(ネ)第10046号))。

本判決では,日本の特許権の効力が国境を越えて及ぶか否かが問題になりました。

詳しくは,経済法の講義またはTKCで調べてみてください!
経済法学科ですからね!
社会での法的な問題の発生や判決には敏感になりましょう!


2023年6月2日金曜日

Diario di viaggio in Italia②

イタリア紀行?第2弾です。
お世話になっている大学を紹介します。
法学部Dipartimento di  Giurisprudenza
に,Visiting Professorとして所属させてもらっています。
研究せよ!ってことですね。
 法学部の専任教員の先生と共同の研究室をあてがわれました…。
法学部は,一応,(古代後期)ローマ法研究の拠点の一つで,
毎年,国際会議が開催されています。
研究センターAccademia Romanistica Costantiniana

本学では,民法?の教員ということで通っていますが
-自分でも,何の研究者なのか,定かではない???-,
法の歴史にも関心があるのです。

法学部は,こぢんまりとした所帯です。
ロの字型の建物に,
学部事務室(日本と比べたら滅茶苦茶小さい),
教室,先生方の研究室,図書館が入っています。
キャンパスは,8時頃に開いて,19時頃には閉まってしまう,
そして,土日は閉まっている,という,
日本では考えられない!システムです(僕だけか…)










図書館は,研究者にとっては,宝庫ですね。
日本の図書館には所蔵されていない書籍や,
発行されていることさえしらなかった紀要・雑誌など,
いくら時間があっても足りないくらい,
学問的にリッチな状況です。
書籍との思いがけない出会いや,
新たな研究の着想が湧いてきます!
学生の皆さん,図書館は大学の華なのですよ!
本学の図書館もヘビー・ユーズしましょう。

先日,日本でいうところのオープン・キャンパスがありました。
日本のような催しモノはなく,
教員と事務の方々が,カリキュラムと卒業後の進路について,
淡々と説明するだけでした。日本との違いですね。
 ただ,驚いたのが,僕も世話になっている
 法学部の事務の方々が博士号取得者でした。
  日本とは,学問・学歴・就職の仕方が違うのでしょうね。

私事ですが,こちらでも,トレーニングは継続しています。
日本では,月300キロは走っていましたが,
知らない土地なので,さすがにそれは無理で,
150をノルマに頑張ります(もちろん研究もします)。

次回は,こちらの報告をしたいと思います。