2019年12月31日火曜日

2019年 大晦日

2019年も終わりです。

年末年始,学生たちは,
いかが過ごしているでしょうか。
家族団らん?
友人と一緒?
アルバイト?
怪我・病気のないように,
冬休みを過ごしてください。

2019年も,
勉強・大学生活とお疲れさまでした。
そして,ありがとうございました!

暖冬ですね…積雪が消えました…。

2019年12月29日日曜日

第10回 大学対抗法律討論会 のご報告

2019年12月21日(土),
北海学園大学法務研究科の法廷教室にて,
大学対抗法律討論会が開催されました。
今年度で,10回めの開催です。

記念大会です★

本学科からは,
長屋ゼミと足立ゼミ
(いずれも3年ゼミ)が参加しました。











第1試合には,足立ゼミが登場。
対戦相手は,志學館大学法学部 上向ゼミ。
問題は,最判平成28年6月3日民集40巻5号1263頁
「いわゆる花押を書くことと民法968条1項の押印の要件」。

第2試合には,長屋ゼミが登場。
対戦相手は,京都産業大学法学部 草鹿ゼミ。
問題は,最判平成28年3月1日民集70巻3号681頁
「認知症患者の起こした事故と家族の責任(JR東海事件)」。

各試合,問題判例を,
上告側・被上告側に分かれて,対戦しました。

参加した学生たちの感想です。
まずは,長屋ゼミの学生たちです。

荒瀬将貴くん(札幌稲雲高校出身,2017年入学)リーダー
 長屋ゼミは201910月下旬に法律討論会で全員が発言し、優勝するという目標を掲げ、不法行為をチーム一丸となって勉強し、当日はその目標を達成することができました。約1年間、長屋先生にお世話になりながら苦楽を共にしてきた仲間たちと最後に優勝を勝ち取ったことは、本当に嬉しいことです。そして、着実に成長していることを実感しています。法律の知識はもちろん、人に伝わりやすい資料の作り方や話し方等、社会に出てから必要な知識を長屋ゼミで学ぶことができました。今後、長屋ゼミの5人がそろって勉強をする機会はありませんが、私はほかの4人の良いところを吸収し、成長し続けようと思います。この度は学びの場を提供してくださった先生方、運営の皆様、本当にありがとうございます。


赤石果蓮さん(北広島高校出身,2017年入学)
 法律討論会に出場するにあたって、一位を取ることを目標にして活動してきました。法律構成については相手のゼミと意見が同じだったので議論することができず残念でしたが、目標を達成することが出来、正直ホッとしています。しかし、わたし個人としては満足がいく議論は出来ませんでしたし、課題も沢山見つかりました。ゼミとしての活動はこれで一区切りですが、自分の主張を相手に伝え、相手の主張もきちんと理解するという行為は人生の中で終わりがないのでこれからもステップアップするため努力していきます。


林虎之介くん(北見北斗高校出身,2017年入学)
 今回の法律討論会では私は人との関わりの大切さを学ぶことが出来ました。人との関わりについては、私はゼミの集まりに積極的に参加していませんでした。それによって私は討論会の判例の内容についていくことが難しくなっていました。しかし、ゼミ長からその日その日のゼミの集まりの進捗状況を教えて頂いたこともあって私は何とか判例の内容についていくことができ、討論会当日も発言する事が出来ました。以上のことから私は長屋先生及び同期には感謝しかありません。

山形諒くん(北海道滝川高校出身,2017年入学)
 今回の法律討論会は、10月に香川で行われた民事訴訟法合同ゼミナールの反省を踏まえ、5人みんなで1位を取るというのが目標でした。各々の勉強があり厳しい条件ではありましたができることをやり、結果1位になることができたため長屋ゼミでやってきて良かったです。ゼミとしてこのメンバーが揃うことはもうありませんが、これからはそれぞれの道で成長し、躍進していきたいと思います。

吉川翔くん(札幌大通高校出身,2017年入学)
 今回、長屋ゼミが扱った判例は法律の観点からはもちろん社会的な観点からも検討が必要なものでした。というのも、認知症の者がした不法行為に関する判例でしたので、法律家以上に一般の方々にインパクトを与えるものであるからです。討論は、再上告という設定で行われたので法律の解釈論が争いになります。しかし、事案の性質もあってかしばしば法律論から外れた議論になってしまいジャッジの先生からご指摘を受けてしまいました。ですが、準備の中では本件で問題になった民法714条の趣旨や立法者の想定など、遡って調べていたのです。また、外国法も調査したのですが、調べ方が分からず諦めてしまいました。なので、自分たちであればもう23歩進めたのではないかと思っています。
3年生のこの時期は就活や各種試験勉強で皆忙しいです。しかし、学生の本分は学問です。なので、こういう時期に法律討論会があると、ぐっといるべき場所に引き戻される気がして身が引き締まります。
 最後に、このような機会を提供してくださった教員の方々、影で運営を支えてくださった全ての方々にお礼を申し上げます。















続いて,足立ゼミの学生たちです。
上本洋介くん(網走南ヶ丘高校出身,2017年入学)リーダー
 今回初めて他校との討論会に参加させていただきました。ゼミの仲間とはいつもゼミの活動で討論していますが、他校さらには他県の方と交流できたのは自分の中で刺激になりました。討論会は自分たちの主張をすべて述べる事ができず、不完全燃焼なところもありましたが、勉強の成果を発揮することができ、とてもいい経験になりました。この経験を活かして次年度に進んで行きたいと思います!

菊池智哉くん(札幌平岡高校出身,2017年入学)サブリーダー
 上向ゼミとの対戦ではお互い消化不良となってしまい悔しい気持ちが残る。だが、チームとしてはこれまでの活動の中で一番いきいきと楽しく準備できた。来年の活動にも活かしていけると思わされた経験でした。そして長屋ゼミのみなさま、1位おめでとうございます。

近藤和輝くん(帯広北高校出身,2017年入学)
 人生で1度は目にするかもしれないし、自ら書くことになるかもしれない遺言についてまだ20代前半のうちから考える機会を頂けたこと嬉しく思います。なぜ、花押ではダメで100均などで購入できる三文判は認められるのか、が自分の中で答えがでなかったのが心残りです。同期の討論を聞いていて、自分もはやく同じレベルに追いつけるように臨機応変に対応できるよう一層精進しようと再確認するきっかけにもなりました。

佐藤彩純さん(札幌厚別高校出身,2017年入学)
 他大学の方と交流するはじめての機会でしたので、すり合わせが上手くいかないところもありましたが、とても刺激になった討論会でした。書面提出など準備段階においても、議論が白熱し、学びを深めることができました。また、ゼミ生全員で1グループになる経験はあまりないので、沢山の意見が出てきたところが面白かったです。

嶋木亮太くん(帯広三条高校出身,2017年入学)
 今回の法律討論会を通して学んだ事は討論会でどのように相手に反論するなど事前に話し合い準備していましたが、瞬時に相手側に反論するという頭の回転の速さが自分にはまだ足りていなかったということです。ですのでこの点をこれからの学生生活で伸ばし、実力アップを目指していきたいと思います。

瀧量子さん(北海道大麻高校出身,2017年入学)
 今回初めて親族法の判例を扱い、一からの勉強で基礎知識をつけるところから始めてとても大変でした。上向ゼミは民事訴訟法のゼミで、お互いの論点や解釈に違いが出たり、想定していた討論ではなかったりしましたが、それが逆に視点の違いとして視野が広がり、とてもいい勉強になりました。

細越えみりさん(千歳高校出身,2017年入学)
 法律討論会では、他大学との討論ということで普段の判例研究よりも刺激を受け、基礎的なことを理解する大切さを改めて実感しました。これから何をするにしても、自分の中でブレない軸を持つことを大切にしていきたいと思いました。

渡邊亜莉紗さん(札幌真栄高校出身,2017年入学)
 討論会を通じて、私は意思疎通を図ることの難しさを実感し、相手の考えを理解しようとすること、理解されるようにすることといった行動を心がける大切さを知りました。書面提出の段階でお互いの論点が少しずれていることに気がついていましたが、私たちゼミ生はどのようなアプローチをとるべきなのか良い方法が思いつかず、そのまま本番を迎えました。結果として、ジャッジの方から課題として相手に意見が伝わるように話すにはどうするべきか考えてと言われたことから、自分の意見を相手に理解してもらえるように話すこと、また、理解しようとする意識をもつことが大切だということを知ることができました。この経験を今後に活かしていきたいと思います。
















***

学生の報告にもあるように,
4ゼミ中,長屋ゼミが1位,足立ゼミが2位と,
本学科のゼミが上位を占めました。
参加した学生たちは3年生,
後期の試験が終わると,就職活動に突入します。
ここで得た経験と自信を,
就職活動でも活かしてください★★★
期待しています!

問題検討会後に,長屋ゼミと足立ゼミとで記念撮影です★素敵ですね☆


(K.A.)






2019年12月27日金曜日

☆北星学園女子高等学校☆での法教育授業

2019年12月17日(水),
北星学園女子高等学校で,
高校3年生を対象に,
法教育授業を行わせていただきました。

講義のテーマは,「私的自治の原則」
身近な契約を素材に,
「私的自治の原則」の解説を行いました。

受講者参加型の講義です

生徒たちは,熱心に,元気よく,
講義に参加してくれました。
 学生たちは,
 生徒たちの熱気に押されて気味…。
生徒からは,
専門的な質問も飛び出しました。
講義内容が,
生徒たちの思考の
呼び水になったんですね。







講義に取り組んだ学生の感想です。

韮澤拓朗くん(札幌平岡高校出身,2016年入学)
 想像以上に生徒がこちらの問いかけに対して反応してくれたので授業をすすめる上でとても助かりました。グループワークではこちらの想定外の回答をしてくれる生徒もおり、新たな気づきをえられて面白かったです。一方で、こちらが意図した通りに伝わらないこともあり教えることの難しさを感じました。

政岡麻那実さん(旭川東栄高校出身,2018年入学)
 本日の法教育を終えて、貴重な体験をさせていただいたなと思いました。まず、誰かの前で自分が学んでいる分野を授業として発表する場が限られているのでとても為になる経験です。
 準備の段階で、私は進行役として準備をしていましたが体調面からくる不調のため、参加率がとても低い状況にありました。しかし、他のメンバー達が資料の作成等を補ってくれていたので、当日は台無しにしたくないと思っていました。結果はうまく進行ができず、自分でも何を言っているかわからなくなってしまう場面や聞き取り難くなってしまった場面が多々ありました。その為、自己評価としてはもっとあの場面で何かできたことがあったのではないかやもっと分かりやすく言い換えられたのではないかなど、後悔しかないです。しかし、今回で法教育活動が終わるはけではないので、この反省を生かし、今後の小学校での法教育を今回よりも真剣に取り組み、より良いものを作りたいと考えています。

恒例の記念撮影です★★★

 ***

今回も,北星学園女子高校の先生に,
いろいろご配慮をいただきました。
改めまして,ありがとうございます。

4年ゼミ生の企画です。
卒業前の大切な時間で,
学科での学びの
アウトプットをしてくれています。

前日夜まで,
講義内容について,
喧々ガクガクの議論をしていました。

皆さんの活動が,学科・大学の宣伝になっています。
教員からもありがとうございます。

年内の法教育授業は,これで終わり。
年明けは,小学校での法教育授業に向けて,
打ち合わせとリハーサルが続きます!
年末年始に英気を養っておいてください!!!

(K.A.)


2019年12月26日木曜日

⚖法学講演会のご報告🗡

12月17日(火)3限の「法学」の講義に,
北海道行政書士会ADRセンターから,
副センター長 深林恭広先生をお招きして,
「法学講演会」を開催しました。恒例の学生企画です。


本講演会では,受講している学生に,
模擬ADRを実体験してもらいました。

北海道行政書士会ADRセンターは,
全国で唯一,
自主交渉型ADRを採用しています。

学生たち,前期のゼミでも,
行政書士の先生方に,自主交渉型のADRを学び,
企画のリーダーとサブリーダーは,
行政書士会のADR研修会にも参加して,
講演会に備えてきました。

講演会では,学生たちのアイデアで,
学生による模擬ADRの実践,
そして,受講者にも模擬ADRを体験してもらいました。











模擬ADRの事案は,隣人トラブル。
事案も学生たちによる作成です。
 講演会で扱う時間が決まるまでに,
 10個前後の事案を作成し,
 行政書士の先生と打ち合わせを重ねてきました。

実演ADRです!















法学講演会を企画した学生たちの言葉です

小池三樹くん(札幌清田高校出身,2018年入学)企画リーダー
 自分たちは約3ヶ月前から模擬ADRをする際に使う事案をたくさん考えました。最初に事案を考えるときは堅く考えすぎていて事案の内容がつまらなくなってしまい、論点も曖昧なままでしたが、先生方や先輩のアドバイスを通じて、面白くて論点も明確になる事案を作成することができました。
 また、自分はリーダーを今まで一度もやったことがなく、不安しかありませんでした。そしてこの企画を成功させる自信も全くありませんでした。チームをどのようにまとめれば良いのかわからず、ひとりで悩むことも多々ありました。しかし、メンバーの支えもあってなんとか当日まで頑張ることができました。この法学講演会の企画チームは仲が良く、雰囲気もよかったと思います。そのおかげでこの企画を進めることができました。また、このチームの雰囲気でないと当日の進行も上手くいっていなかったと思います。なのでチームメンバーにはとても感謝しています。
 この法学講演会ではリーダーを務めることでチームをまとめることの難しさを実感しました。しかし、様々な困難がありながらも1つの企画を成功させたことは大きな自信に繋がりました。この経験を糧にして、残りの学生生活を意義あるものにしたいと思います。

瓜はるかさん(札幌旭丘高校出身,2018年入学)
 今回の講演会は無事に終わってほっとしたという気持ちが大きいです。法学講演会は前例が無いため参考できるものが無く、どのように講演会を進めていくのかという基本的なところから私たちが考えていかなければなりませんでした。何ヶ月も前から準備を始め、その頃はまだみんなの気持ちは同じ方向を向いているとは思えませんでした。ですが、本番が近づいてくると各自が自分のやるべきことを見つけ行動することができていたと思います。準備は大変なことばかりで逃げたいこともありましたが、その分達成感は大きかったです。

大坂美知さん(札幌英藍高校出身,2018年入学)
 今回の法学講演会は初めての試みでしたが、受講生にも「楽しかった」と言ってもらえる講演会にでき、とても嬉しかったです。
 今回の講演会を通して、自分の意見を説得的に説明することの難しさを改めて実感しました。改善点も多く見つけることができたので、来年に繋げてもらえたら幸いです。私自身も今回の経験を今後に生かしていきたいです。

川下夕夏さん(札幌平岡高校出身,2018年入学)
 今回法学講演会を通して講演者は受講者のことを1番に考えて企画することがとても大切だと感じました。私たちが今回テーマとしたADRはほんとんどの人は初めて聞く言葉だったと思います。その状態からADRを知ってもらい、さらに模擬体験をしてもらうにはいかに受講者が自分なりにどのようなものか理解して貰う必要がありました。そのため配布する資料、講演会で流すパワーポイント、司会原稿、すべてを何度も確認しもっと別の表現にはできないか?この方が分かりやすいのではないか?とみんなで意見を出し合って改善させていきました。ですので当日、受講してくれた生徒が真剣に模擬ADRを取り組んでくれている姿を見て、とても嬉しく思いました。この経験は日頃出来るものではないと思っています。とてもいい経験になりました。

常木大輔くん(札幌東陵高校出身,2018年入学)
今回の講演会では、模擬ADRを通してADRとは何かを知ってもらいました。私は、実際に学生の前で模擬ADRを行う調停人役と学生と一緒にADRをやらせて頂きました。調停人役はどれほど実際の調停に見せられるかを意識してやりましたが23回セリフを見てしまったのでそこが反省点です。総合的には調停を学生が楽しそうにやっていたので嬉しく、とてもいい経験になったと思います。

吉田雪乃さん(札幌旭丘高校出身,2018年入学)
 私は、今回講演会で学生によるADRの実演を行って、深林先生をはじめとする、行政書士の先生方や、講義を受けている友達に「素晴らしい実演だった!」と褒めていただいたのが1番嬉しかったです。
 模擬ADR中も、想像していたより学生の皆さんが熱心にメモを取っていたり、終始笑顔で楽しそうに話し合いを進めていたのもとても印象深かったです。アンケートにも「行政書士になろうと思った。」と書いている方が実際にいて、今回の法学講演会は少なくとも1人の学生の人生には響くようなものにできたと思います。
 今回の経験は自信を持って語れるものにできたと思います。

渡部果菜さん(旭川西高校出身,2018年入学)
 前例のない講演会企画だったため、最終的なゴールやどう組み立ていけばいいのかが分からず大変でした。
 また個人的には、人前で話す事が得意でなく今まで避けてきたため、今回の司会が良い経験になったと思います。

恒例の記念撮影です♥
***

過去10年間くらい,
学生企画の講演会を行ってきましたが,
学生の言葉にもあるように,
受講者を巻き込んだ講演会の開催は,
初めての取組みでした。
学生たちの創意工夫もあって,
初めての試みであったにもかかわらず,
盛況に終えることができました。
僕自身も勉強になりましたね。

企画に取り組んだ学生たちは,
ここで得た経験を,
今後の大学生活にも活かして欲しいです!!!

(K.A.)

2019年12月24日火曜日

🏫啓北商業高校での法教育授業🏫

12月16日(月),
札幌啓北商業高等学校の3年生を対象に,
「法教育授業」を行わせていただきました。


4年ゼミ生が取り組んでいる
「法教育企画」の一環です。
学科での四年間の専門的な学びを,
高校生や小学生を対象に,
アウトプットしていく。
(ゼミ生たちの知識の
定着(インプット)にも役立ちます。)

授業では,
労働契約を素材に,
民法の基本原則である
私的自治の原則・契約自由の原則を
生徒たちに講義しました。

生徒たちを前に,講義に取り組んだゼミ生の感想です。

樋口将嘉くん(札幌啓北商業高校出身,2016年入学)
 僕自身、授業をするなんて経験は全くなくて、進行をしていく際はとても緊張していたのですが、生徒の方たちがよく笑ってくれたりと反応してくれたことで緊張がほぐれ、自分を出せて話すことができたかと思います。
 また、グループワークの時にも積極的に議論をしてくれていたので、進行もとてもしやすかったです。
 生徒の方々、協力してくださった先生の皆様、ありがとうございました。

本多栞里さん(札幌東高校出身,2016年入学)
 啓北商業高校での法教育授業ということで、当日の司会進行を担当いたしました。
 準備段階からメンバーと吟味を重ね、煮詰めに煮詰めた内容で授業ができたかなと感じています。
 グループワークを通して、意見を出し合い思考を深めていただくのが狙いだったので、高校生の皆様がとても真剣に取り組んでくださり嬉しかったです。
 季節柄で喉が枯れてしまい当日声がカスカスだったのが心残りです
 小学校向けのものとはまた違う切り口からの授業を作ることができて楽しかったです。法教育は面白いテーマですね。

講義後,恒例の記念撮影です。
***

今回,講義をやらせていただくにあたっては,啓北商業高等学校の先生に大変にお世話になりました。学生たちにアドバイスをいただき,ありがとうございました。

年内の法教育授業はもう一つ。
後ほど報告します。

(K.A.)

2019年12月23日月曜日

拓殖大学・筑波大学との合同ゼミ☆報告

12月14日(土),本学で,
拓殖大学・長友昭先生のゼミと,
筑波大学・宮坂渉先生のゼミと,
本学・足立のゼミとで合同ゼミを行いました。

前期に拓殖大学で行った合同ゼミ秋(冬)versionです。
足立ゼミに出された問題は,
「民法における人格権の在り方について、ドイツ、フランス、日本のそれを研究した上で、不法行為法上の未成年者の責任能力制度を人格権の保護に基づくものとして位置づけることができるか」という問題。


ゼミ生たち,Ciniiで資料検索も行って,
約1ヶ月の間,(他の企画と同時並行で)勉強に取り組みました。

参加したゼミ生の感想です。

瀧量子さん(北海道大麻高校出身,2017年入学):
 今回は2年生も3年生も他の企画と同時並行で、スケジュール的にも大変でしたが、2年生を中心に前期より深い勉強と、積極的な意見交換ができ、とても刺激的な1日となりました。

稲村文香さん(北海道札幌東高校出身,2018年入学):
 今回の合同ゼミは前期の延長のような形でしたが、どの国にも人格権には様々な考え方があり、ドイツの人格権の考え方を日本に当てはめるとどのように考えられるかということについてとても悩みました。様々な学者の論文などを読み、ゼミ内でも沢山議論し、最終的には足立ゼミとして一つの考え方にまとまりました。しかし、当日他のゼミの全く別の考え方を直接聞き、一つの説で平等に保護することの難しさと解釈の幅の広さを実感しました。
 また、憲法と民法の関係についてなど、前期よりも一つの意見から様々な考えを議論することができ、さらに充実したあっという間の4時間でした。

眞鍋千尋さん(私立札幌光星高校出身,2018年入学):
 準備期間は、メンバーの考えの統一や書面作成など、時間が無い中でやる事が多かったので大変な部分はありました。
 しかし当日は、やはり知識をつけた上で議論することは楽しいと思いました。私たちはドイツの人格権についてでしたが、他ゼミの日本、フランスにおける人格権はまた違った特徴があります。ひとつの結論を導き出す訳では無いけれど、人格権について多方面の視点からみて、今の日本の制度について検討する、とてもいい機会でした。

村弦樹くん(北海道岩見沢西高校出身,2018年入学):
 合同ゼミに参加させていただき、様々のことに気付かされました。
 1つのテーマに沿って学んでいくということはもちろんなのですが、それも同じくらい誰かと交流していくということも大事だなと感じました。
恒例の記念撮影です★
 その人その人の考えに触れ、取り込みながら、自分の力にしていく。そういうことが学びと同時に、純粋な気持ちで出来るのはこの大学生の時期だけだと思います。また同じような機会があれば、是非参加したいです。



***

先述のように,3年・2年ともに,
別企画と同時並行だったので,
準備・勉強が大変だったと思います。
しかし,本当に頑張って乗り切りました!
他大学の学生から大いに刺激を受けさせていただきました★
ここで得た経験を,今後の大学生活でも活かしてくださいね♥

合同ゼミ後の懇親会では,
拓殖大学・筑波大学の学生と,
来年の再開を約束して解散しました!



(K.A.)

2019年12月9日月曜日

2020年度 演習Ⅰゼミ説明会

本日(12月9日),2020年度 演習Ⅰ説明会が開催されました。
1年生にとっては,ゼミって何?!っていう疑問もありますよね。

検討にあたって,
ゼミに見学に行ったり,
先生方に直接質問に行ったりしてはいかがでしょうか。

そういう積極的な行動を起こすことも大切です★



就職活動が始まると,
所属ゼミを聞かれたり,
ゼミでどんなことをした?と
質問されることもあります。

是非,ゼミを履修して,
専門的な学習を深めて欲しいと思います。

(K.A.)

2019年12月8日日曜日

債権法講演会★開催

(報告が遅れてしまいましたが…,)
12月2日(月)3限(13時~14時30分)の講義に,
弁護士 池田賢太先生をお招きして,
「債権法講演会」を開催しました。
垂れ幕も手作りです。

恒例(?)の学生企画です。
学生たちは,9月から,
この日に向けて準備してきました。
テーマ,企画案ともに,
なかなかOKが出ずに,苦しい日々でしたね。
しかし,その3ヶ月を頑張り抜いて,
池田先生・担当教員からも評価される企画案を
創り上げました。


(債権総論の内容からは少しそれますが,)
「JASSOの説明不足による学生のリスクの認識不足」。
奨学金契約を,契約法の観点から,
検討しました!

自分たちの主張の裏付けをとるために,
高校生・大学生合計で
1000名近くのアンケートも採取。
脇から見ていて,
本当によく頑張っているな,と思わされました。

学生スタッフに感想をいただきました。

青柳凜さん(藤女子高校出身,2018年入学)企画リーダー
【学習内容について】
私は奨学金を借りていないのですがこの勉強をするまでこんなにも問題になっているとは知りませんでした。奨学金問題について考えていると、この問題の背景には雇用制度などといった日本の社会問題があるということがわかりました。奨学金返還困難者が今以上に増えた場合、家計がきつく、子育てをする余裕もなくなり、日本の社会問題である少子高齢化、人口減少など奨学金問題の前後には様々な社会問題があるということがわかりました。勉強するまでは学生に落ち度があるからこのような問題が起こっており、借りていない私には関係ない話だと思っていたため、これらのことを知り、他人事ではないなと考えさせられました。もっとその前後の繋がりはどのような問題があるのか、また奨学金返還困難者がなぜ日本に貢献できなくなるのかについてもっと考えられたらよかったなと思います。
【活動内容について】
また、私たちは約3か月に渡り、この講演会に向けて準備してきました。何か一つの問題について何か月も考えてきたので、企画が通った時はとても達成感を感じました。大学に入学してからは大教室で先生の講義を受けるといった授業形式が多く、自分の意見を考え発言し、チーム中で1つの案を作り出すという作業は久しぶりだったので、自分はどう思っているか、なぜそう思うのかを相手に伝わりやすいよう簡潔にまとめたりするのが難しかったです。さらに私は上がり症なので初めのほうは自分でも何が言いたいのかわからなくなり何度も困惑しました。しかし、この2か月間で自分の意見を出したり普段お話する機会がない弁護士の先生を相手にプレゼンしたりとしていくうちに緊張はしますが表に出さないように自分の意見を伝えられるようになったと思います。もともと何か企画したり意見を考えたりするのが好きだったので、自分で考えたことを外に出せるようになったのは、私にとって今後の強みになると思いました。

大野由喜さん(札幌清田高校出身,2018年入学)司会担当
講演会を終えて、まずリハーサル通りには行かないなと思いました。当日何が起こるか分からないので、それに対応できるような力をもっと付けれればいいなと思います。今回は司会をやらせていただきましたが、人の前で何かを話して伝えるのは難しく、今回の講演会を聴いている人の中には興味がない人もいたと思うので、その人たちに興味関心を持ってもらえるような話し方を出来ればと思いました。

稲村文香さん(札幌東高校出身,2018年入学)学生議論担当
私は奨学金制度について全く知らなかったので、奨学金問題や大学についてなど様々なことを考える良いきっかけとなりました。
また、今回の講演会を通して一から企画を作ることの大変さを実感することが出来たので、この経験を今後に生かしていきたいです。


眞鍋千尋さん(札幌光星高校出身,2018年入学)パワポ操作担当
今回の講演会では、奨学金を借りている学生も借りていない学生も、全ての人がこの問題を考えなくてはいけないという私達の考えを裏付けるために、アンケート結果を使用したり、現状を踏まえて説明していきました。
原稿が直前に変更したりと大変な点もありましたが、この問題が少しでも受講者に自分事として届いていると嬉しいです

橋本龍生くん(札幌白石高校出身,2018年入学)議論司会担当
今回の講演会では司会者という受講者に直接問いかける重要な役をやらせて頂きました。発表の原稿を暗記する際にどのようにすれば早く覚えられるか、間違いなく伝えられるかを考え練習しました。いざ大勢の前にたつと、とても緊張して、してしまい大切なところが抜けてしまったりしそうになりますが、その中でも受講者に伝わりやすく話すということはとても難しいことだったと思いました。しかし、これは良い経験でした。 

山原乃香さん(札幌創成高校出身,2018年入学)諸事務担当
奨学金についての講演会をやらせていただきました。私が興味を持ったのは、講演会の内容についてです。奨学金の講演内容ならメリットとデメリットが考えやすいと思っていましたが、説明不足という法律がらみの難しいテーマで挑んだのが法学科らしいと思いました。法律を学んでいくうちに、だんだん普通から一歩また一歩と難しいことに挑んでいく力がついていくのが実感できました。準備期間は辛かったけれど、この経験は将来どこに就職しても役立つでしょう。このゼミに入って正解だったと思いました。

***

3ヶ月前と比べて,随分と大人になったな,という印象も。
2年生,ここで得た経験を糧に,今後の大学生活も充実させて欲しいです
期待しています!!!


講演会終了後???
(K.A.)

2019年12月5日木曜日

2020年度 演習Ⅱ・Ⅲゼミ説明会

2020年度の演習Ⅱ・Ⅲのゼミ説明会が開催されました。


ゼミは,大学生活の華です。
 就活の際にも,
 ゼミで何を勉強しましたか,
 と聴かれることがあります。

皆さん,是非,
ゼミを履修しましょう!

詳しくは,先生方に問い合わせるか,
説明会へ!






(K.A.)