2016年2月12日金曜日

★司法研修所からのご報告★

今年度,司法試験に合格した
池田翔一君が,
司法研修所の生活の様子を報告してくれました!
 (僕の怠慢で報告が遅れました。ゴメンナサイ!)

司法研修所・正門
池田君からのご報告です★

 経法ブログをご覧の皆さん,こんにちは。経法卒業生の池田翔一です。私は現在,司法修習を受けています。と言っても,司法修習についてご存じない方も多いと思います。そこで,今回は,少しだけ司法修習についてご紹介します。

研修所・本館
隣の西館で講義が
行われています。
 「司法試験に合格すると弁護士になれる」というイメージがある方が多いかと思います。しかし,実は,司法試験に合格してもすぐに弁護士になれるわけではありません。弁護士になるためには司法修習という研修を受ける必要があります。また,裁判官,検察官になるためにも司法修習を受ける必要があります。要するに,司法修習は,司法試験に合格した後,裁判官,検察官,弁護士になるために必要な研修のことです。司法修習を受けている人は,「司法修習生」,または司法という言葉を省略して単に「修習生」と呼ばれます。期間は約1年間です。最初の1か月弱と最後の約2か月の間は,埼玉県にある「司法研修所」というところで研修を受けます。それ以外の期間は,裁判所,検察庁,法律事務所へ行き,裁判官,検察官,弁護士に密着してそれぞれの仕事について勉強します。

研修所は埼玉県和光市にあります。

アップ♥
 私はまだ最初の1か月弱の期間,司法研修所で研修を受けた段階に過ぎませんが,今回はその様子をご報告します。この研修では,実在の事件を素材にして,裁判での事実認定の方法,検察官が起訴・不起訴を決めるにあたっての考え方や,弁護の方法についての基本的な部分について,講義が行われました。いずれも司法試験の勉強をしていた時には知らなかったことばかりで,新鮮な気持ちで講義を聴いていました。また,その後は早速テストも行われました。研修は埼玉県で行われていたので,普段地方に住んでいる司法修習生の多くは,私も含めてそこに併設されている寮で生活をしていました。講義が終わると,他の寮生と一緒に次の日に行われる講義の課題に取り組んだり,談笑したり,誕生日を迎えた寮生をお祝いしたりして交流を深めました。司法修習生には,実にいろいろな経歴をもった人がいて,司法修習ではこれまでに出会ったことのないような人たちと一緒に勉強やお話をすることになります。これは,自分にとって本当に刺激的な体験で,自分ももっと頑張らなければ,という気持ちにさせてくれます。


***

充実した研修所生活を送っていたようですね。
今は,札幌での修習の時期。
今度は,修習の様子を伝えてもらおうと思います。

★来年度,僕の講義で,話しをしてもらいます★(勝手に決めちゃいました)
在学生,これから入学してくる新入生,先輩の話を聴けるチャンスですよ♥
逃しちゃいけません♫

(K.A.)