現役生・受験生の皆さん,注目です♫
Q 司法試験を目指そうと思ったきっかけけは何ですか。
池田君:
大学2年生の時に「刑事法」という講義を受けたことです。その講義を担当してくださった弁護士の先生が刑事弁護や少年事件の実務に関するお話をして下さったのですが,そのお話がとても興味深くて,法律家という職業に魅力を感じたことがきっかけです。
もともとは教師になりたいと考えていて教職課程も履修していたのですが,気づいた時には教師になりたいというそれまでの目標はどこかへ飛んで行っていました(笑)(ただ,教育分野には興味を持っていて,法律家になっても教育分野に携わりたいという気持ちは,今でも強く持っています。)。
Q ロースクールを目指そうと思って,経法在学中にやっていたことは?
池田君:
当時の自分なりに,大学の法律に関する講義やゼミ活動を一生懸命取り組んでいたと思います。また,その傍らでいわゆる司法試験予備校にも通っていました。これらのなかでも,とくにゼミ活動ではたくさんのことを経験できました。私の所属していたゼミでは,毎週裁判所の判例を研究するという法律の勉強のほかに,裁判傍聴や,外部講師を招いてする講演会の企画・実行,ジェンダーに関する勉強会,ホームレスの方への炊き出しなどの活動をしていました。なかなかハードですよね。それは,先生が厳しかったからです(笑)。しかし,いま振り返ってみると,社会に意識を向けたり,社会との関わりを持ったりできることをたくさんやらせてもらっていたのだと思います。
Q ロースクールでの生活を教えてください。
池田君:
基本的に勉強漬けです。平均すると,1日8~10時間くらい勉強していたと思います。ロースクールの授業を受けるほかに,その予習・復習や定期試験や司法試験の勉強のためにたくさんの自習をしていました。具体的には,法律学の専門書や判例を読んだり,勉強仲間や先生と議論したり,事例問題を解いたりという作業を繰り返ししていました。
勉強に疲れた時には,遊びに行ったり,飲みに行ったり,家でゴロゴロしたりして息抜きをしていました。
Q 将来の夢・希望はありますか。
池田君:
司法試験に合格すると,おおまかに言うと裁判官,検察官,弁護士という3つの職業への道が開けるのですが,将来どの職業に就きたいかということについては,悩み中です。司法試験を目指したきっかけを与えて下さった先生のような弁護士になれたら,との思いもありますし,他方で,裁判官,検察官という職業にも魅力を感じます。これから1年間にわたる司法修習という実務研修でいずれの職業にも関わることができるので,これを受けながら決めていこうと考えています。
しかし,どの道に進むにしても,困っている人の気持ちを理解して,共に悩みながら最善の解決方法を考えられる法律家になりたいです。また,どの立場であったとしても,きっかけを与えて下さった先生のように法律家として刑事事件と関わりを持ち続けたいと思っています。そしてさきほども言いましたが,法律家として教育に携わることができれば,とも思っています。
Q 在学生・これから経法を受ける高校生に向けて,何かメッセージを。
池田君:
在学生の方の中には,社会に出るのを目前にして将来の進路に悩んで不安に思っている方も,学年が若くてまだあまり考えていない方もいらっしゃると思います。将来の進路を決めるときには,「何ならできるか」だけではなく,「何をしたいか」という観点で決めることも大事だと思うのです。そして,大学はバイトや遊びだけではなかなか経験できないことをたくさん経験できる場所ですので,「何をしたいか」を探る場として,大学を大いに利用されると良いと思います。
これから経法を受けようと考えていらっしゃる高校生の方の中には,本当に経法に進んで良いのだろうか,といったことを悩んでいる方もいらっしゃるかと思います。でも,安心してください。経法は,とても良いところだと思います。教育熱心な先生がたくさんいらっしゃいますので,将来の可能性を広げることができると思います。やる気になれば,専門知識を持てるだけではなく,いろいろな経験をすることができますし,私のように全く考えが及ばなかった将来の目標を見つけることもできるかもしれません。経法はみなさんにおすすめできる場所だと思っています。
良いお話しですね!
在学生も,池田君を見習って,
大きな夢・志をもって欲しいです★
池田君は,12月から,
埼玉にある司法修習所で,
司法修習に入ります。
その後は,1月から,
なんと札幌での修習。
本学科卒業生である池田君の動きを,
今後も追っていきたいと思います!
池田君,修習の様子も,報告してください♥
在学時のHP用撮影。 |
北海道自転車一周に出かける同期と。 |
(K.A.)