2023年9月4日月曜日

Diario di viaggio in Italia⑥

8月,イタリアの大学も夏期休暇です。
ほとんどの学生が帰省して,
大学も,そして街自体も静かになります。
大学,そして,大学の図書館も短縮開館となります。
 365日24時間仕事できますタイプの自分としては,
  1日中開いていて欲しいところですが…
  そこは,Do As Romans Do…(なのか???)

日本では,部活・サークル活動をしている学生が,
大学に出てきている,という光景がありますが,
イタリアの大学では,そういうことはなく,
大学は,学問をするところに特化しているようです。

ペルージャ大学は,1308年創設。
大学本部の建物には下のような紋章が掲げられています。


Studium Generale Civitatis Perusii
(ラテン語です-本学オープンユニバーシティで学べます)
市民が創り上げた大学,という誇りでしょうか。
しかし,大学という存在を表したものといえます。
日本の大学はどうなのか,どうあるべきなのか,考えさせられます。


ペルージャ大学のローマ法の先生と共同研究室を使わせてもらいました。

イタリアでは,人・本・資料ともに多くの出会いがあり,
いろいろなことを考えさせられました。
今は,PublicとPrivateの関係について考えていて,
イタリア(ヨーロッパ)と日本では,
その意味するところが違うように思いました。
そして,自由,個人主義についても,
日本で言われているところのそれと,
イタリア(ヨーロッパ)で考えられているところのそれとは
違うのではないか,と考えています。
日本は,自由のようで自由でない???

在外研究で得た経験と着想を,
研究と教育に反映していこうと思います。
こちらでの研究の成果
-ローマ法から現代法まで-,
来年度以降,随時,発表していきます。

何研究しに行ってきたんだと怒られちゃうかもしれませんが,
見つけた書籍や資料は多岐にわたります。
研究者にとって,まだ見ぬ書籍や資料と出会うのは喜びですね。

キャンパスに猫が住んでました
Diarioは,これで終えますが,
いろいろ学んだり,考えたことについては,
随時(勝手書くな!と怒られちゃうかもしれませんが),
ここでも報告させていただきたいと思います。

貴重な機会を与えてくれた
大学・学部・学科に感謝ですね。