2022年7月22日金曜日

裁判の傍聴に行ってきました

経済法学科では,
1年生が今後の大学の専門的な勉強に慣れるために,
「基礎力養成塾」を開講しています。

家族法を素材にした「基礎力養成塾」では,
家族法の講義を受けて,基礎知識をつけた後,
塾生たちで,家族法事件のシナリオ(事実関係)を作成し,
シナリオ(事実関係)に基づいて撮影して,
そのシナリオ(事実関係)を素材に模擬裁判を行っています。

現在,コロナ禍で団体での傍聴は制限されていますが,
塾生が興味のある裁判を傍聴する,というかたちで,
札幌地方裁判所に,裁判の傍聴に行ってきました。
塾生が傍聴した事件は,詐欺未遂事件とわいせつ略取事件。

傍聴した塾生から感想をもらいました。

寺田憲君(札幌稲雲高校出身,2022年入学)
今まで裁判の傍聴はしたことがなく、今回が初めてでした。席についた時は特に何も思わなかったのですが、被告が警備員と一緒に入室してきたあたりで、部屋全体の空気が変わり、緊張感が出てきました。検察側の話を聞き、事件の状況や犯人の性格や前科などからみて、「絶対被告は有罪になるだろう」と思っていましたが、弁護人からの話を聞いているうちに「被告は悪くないのではないか」と気持ちが揺らいできて、本当に話が上手いなと思いました。初めての傍聴でもあり、事件もリアルだったのでかなり印象に残っています。他の事件の裁判も傍聴してみたいと思いました。

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傍聴後,自分たちの作った事案は,口げんかみたいなもの,という感想が。
傍聴後,翌週の模擬裁判では,ジャッジ役・原被告代理人役の塾生の対応も,
傍聴前の様子とは変わったように見えました。

講義・グループワーク・討論…と盛り沢山の塾でしたが,
塾で学んだスキルを活かして,大学での学びを充実させて欲しいです。

(K.A.)