2025年4月8日火曜日

南先生☆在学研究報告 Part 2

 ウィスコンシン州のオークレアからイリノイ州のシカゴまでは車で5時間ほどかかります。シカゴはアメリカ3大都市の一つで、中西部の経済の中心地でもあります。アメリカの中央銀行に値する連邦準備制度(Fedとよばれる)の管理を受ける全米主要12都市にあるFRBFederal Reserve Bank、連邦準備銀行)のうち1か所がシカゴにあり、研究資料収集のためによく訪問しています。シカゴのFRBには、Money Museum(貨幣博物館)もあって、観光客もたくさん訪れるなかなか良い施設です。札幌でも日本銀行の支店を、ゼミ生や北星に来ている留学生たちとよく見学させていただいたことを思い出します。面白いことは、日本でもアメリカでも無料の来館記念品としてシュレッダーされた紙幣をくれます(もちろん日本の場合は円、アメリカはドル札です)!これってどこの国が始めたのでしょう(笑)。


(写真4)シカゴFRBFederal Reserve Bank、連邦準備銀行)前で。シカゴはとても魅力的な都市です。他にもシカゴ美術館、フィールド自然史博物館、マグニフィセントマイル、そしてミレニアムパークなどがあります。ぜひ訪れてみてください!

今年3月でアメリカに来てからもう7か月が過ぎました。あっという間です。アメリカに来る前に、あの広いアメリカ大陸を横に、縦に、たくさん旅行しようと計画を立てていました。今まで3回、ウィスコンシン州から南へ、つまりアメリカ大陸を車で縦断しました。第1回目は、ミズーリ州のカンザスシティを経てテキサス州のヒューストンまで(運転した総距離は、5,060km)でした。第2回目は、カンザス州やオクラホマ州を経てニューメキシコ州のラスクルーセルまで(5,736km)、そして315日から22日までは第3回目アメリカ大陸縦断として、テネシー州とミシシッピ州を経てルイジアナ州のニューオーリンズとバトンルージュを車で訪れました(5,176km)。いずれもアメリカのプレーリー(大草原)をひたすら直進していく、日本では、経験できない超長距離運転でした。どれほど、車で走ったか実感できないかもしれませんので、日本で例えると、北海道の稚内(緯度45度)から沖縄県の那覇(緯度26度)までを往復3回した感じでしょうか。南下していくにつれて、気温はもちろん空の様子や周囲の植生も変わり、出会う人々の顔、言葉(南部訛りの英語、ほとんどわからない)、食べ物が変わっていく。一生忘れられない、とても珍しく貴重な経験をしたのです。訪れたすべての場所が印象的で鮮明に記憶に残っています。帰国後9月にみなさんに会ったときには、たくさんお話ししたいと思いますので、その際は私のかたことの日本語を我慢してよく付き合ってくださいね(笑)。


(写真5)ルイジアナ州ニューオーリンズの赤い電車前で。アメリカにも路面電車が走っている街が結構あります。ここは赤い路面電車が特徴で周囲のヤシの木と色合いがよくとても良い街の雰囲気を演出しています。自作のルイジアナ(Louisiana)の「L」のポーズ炸裂。ちなみにこの日は何の日でしょう?クイズです。ヒントは日付と南先生の服の色!


(写真6)ルイジアナ州会議事堂にて。アメリカで最も高さの高い州会議事堂ビル内です。ここを建てた州知事はなんとここのロビーで(銃で)暗殺されるという陰謀論も飛び交うブラックな歴史体験も楽しかったです!