記念すべき第一弾は、前学科長である篠田優先生の
「民法Ⅰ(民法総則・物権法)」におじゃましました。
契約の拘束力とは!? |
民法は、無理やりひと言で言えば、契約と損害賠償と家族について定めている、社会の基本法のような法律です。そのうち、「民法Ⅰ」の講義では、主として、①契約が有効に成立するためにあらゆる契約に共通な要素(意思表示、社会的妥当性など)について、②債権や物権といった民事上の権利がどのように発生して、どのように人から人へ移るのか、ということについて勉強します。そして、例えば、次のような問い(この問いには上の①②の両方の要素が入っています)に、法律的にしっかり答えられるようになることが、この講義の獲得目標です。
《Aさんは、土地を所有しています。この土地をここでは「甲」と呼ぶことにします。 まとまったお金が必要になったAさんは甲地を売ることにしました。 甲地に「売地」の立て札を立てたところ、Bさんがやってきました。 Aさんは3000万円以上で売りたかったのですが、 Bさんは、「もうちょっと安ければ」といってきます。 それで、Bさんに2800万円で売ることにしました。 ところが、Bさんとの話がまとまった後に、立て札を見たCさんがやってきました。 Cさんは、甲地をたいそう気に入り、4000万円で買いましょうといいました。 3000万円以上で売りたかったAさんは、Cさんに4000万円で売ることにしました。 さて、甲地は、いったい誰のものになるのでしょうか?》
設問の回答は、民法Ⅰの講義か、または、篠田先生まで、どうぞ!
横から失礼しました。 |
受講生に講義の印象を聴いてみました。
桐溪昴平君(2013年入学 夕張高校出身)
講義の内容を例を挙げて分かりやすいように教えてくれて、六法の条文を生徒に読ませ てくれるので意識も向きますし授業内で参考資料などを紹介したりしてくれていて理解 が深まりま す。
関根理乃さん(2013年入学 札幌大谷高校出身)
民法を初めて学んだ私でも分かりやすくて、また丁寧により深い内容まで教えてくれます。講義を受けていくにつれて民法に対しての興味が高まっていく授業だと思います。
斗澤汐里さん (2013年入学 帯広緑陽高校出身)
民法の講義は身近に起こり得る事例を扱っていて、そして篠田先生の解説もわかりやすいので、講義で退屈することがありません! 教科書はとても厚く、文章も長くて、読む気になれませんが講義で噛み砕いて、教えてくれるので頭に入ります!
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今後も経法の講義を紹介していきます!
乞うご期待★