2013年10月20日日曜日

★Shine like Stars 2★ 大連留学!

北星学園大学には、
学生の外国語能力と国際理解の向上を図ることを目的とした
国際教育センターが設置されています。

国際教育センターでは、
学生の派遣留学制度を用意しており、
毎年多くの学生が海外の提携大学に留学しています。

今回、その制度を利用して、
中国の大連の大学に1年間留学した室井君の話しを聴きました。

室井一寿君(2010年入学 札幌厚別高校出身)
在学校(in campus)

















Q 大連の大学に留学しようと思ったきっかけは何ですか?

室井君:
最初は大学入学時に何気なく始めた中国語だったのですが、2年生の夏休みの時に海外事情という授業で2週間大連に行き、そこでまた大連に行きたいと思ったのと、もっと真剣に中国語を学びたいと思ったのがきっかけでした。あと大学時代に特に何もしないで、ただの学生のうちの1人になるくらいなら何かみんなとは違うことをやって自分の武器になるようなことを身に付けたいとも思ったからです。
大連は中国の東北部にある港町の都市で、北京からもそう遠くはない場所に位置しています。その大連にある「大連外国語学院」という大学に留学していました。この大学は日本語学科に力を入れているので、日本語を勉強している中国人が多くいます。また外国語大学なので留学生の数もとても多いです。

Q 大連での生活・勉強はどのようなものでしたか?

室井君:
生活については大連はとても過ごしやすい都市だったと思います。都会すぎず田舎すぎず、ちょうど良く感じました。物価も日本に比べればすごい安く、また中国でのご飯についても僕はとても好きだったので飽きることなく過ごすことができました。勉強についてはもちろんのことですが、授業は全て中国語で行われていたので全然聞き取れなくて最初は苦労しましたが、慣れれば問題なかったです。やはり留学に行くと、日本で学ぶより断然伸びると思いますし、中国語を使う機会が多いので楽しいです。

留学生歓迎?運動会です!

Q 大連では、どのような講義を履修していたのですか。

室井君:
基本的には中国語の授業しかなく、文法を主に学ぶ精読、長文読解などを主に行う閲読、話すことを主に行う口語、リスニングを主に行う聴力などという4つの授業を受けていました。また、選択科目では太極拳という中国の伝統的な拳法を学ぶ授業や中国語の基本的な文法を学ぶ語法という授業もやっていました。あと、僕は受けなかったのですが二胡という中国の楽器を学ぶ授業や水墨画の授業など色々ありました。

Q 留学生活で一番印象に残ったことは何ですか?

室井君:
中国の正月のときに大連で友達になった中国人の友達の実家に行ったことです。友達の実家は重慶にあり、汽車を乗り継いで行ったということも汽車での長時間の移動が初めてのことだったので印象的だったのですが、それ以上に中国人の友達の家族がとても親切ですごいおもてなしをしてくれたことが一番印象的でした。1週間ほど家に泊まらせてもらったのですが、いつも気を使ってくれていましたし、ご飯もお酒も遠慮しないでどんどん食べて飲んでという感じでおもてなしをしてくれて、最後にはお年玉までくれました。本当にお世話になりました。中国の正月も初めて経験できましたし、とても良い家族に出会えたので本当に良い思い出です。

クラスの仲間とランチ!
美味しそう~。
 Q 留学の経験を、今後の大学での勉強、また将来にどのように活かしていきたいですか。

室井君:
北星は外国語大学ではないので中国語の授業数には限度がありますし、中国語を使う機会が少ないので能力は衰える一方だと思います。ですが、せっかく身に付けたものなので、能力の維持または成長を目指して日々努力をしていきたいと思います。そして、将来はその中国語を活かしたいというのはもちろんなのですが、色々大変なことがあった留学生活の中で培われたであろう適応力・対応力や元々は自分の乏しい能力であったコミュニケーション能力などを少しでも身に付けられたかなと思うので、これから迎える就職活動や仕事などで活かしていきたいです。

誕生日をサプライズで祝ってくれました❤
★素敵な仲間たち★
 Q 経法の在学生や、これから経法を目指す高校生に向けて、何かアドバイスをお願いします。

室井君:
「経済を学んでいるから」、「法律を学んでいるから」、「別に英文学科じゃないし」などと言って、自分は語学とは全く関係ないという考えは改めた方がいいと僕は思います。たしかに専攻は経済と法律なのでそれを最大限に学ぶのが第一ですが、副専攻として語学を学ぶのも悪くないと思います。留学できるチャンスはそうそうありません。海外にも目を向けてみてください。世界が広がりますよ。
そして、高校生の方々は期待と不安があると思います。僕もそうでした。経法の魅力は経済と法律を自分の好きなように選択して学べることです。また必修科目がないのも魅力の一つだと思います。そのため経法は自分のやりたい分野、やりたいことに打ち込める良い意味での自由な学科だと思います。可能性は自分次第。経法は自分のやりたいことができるいろんな可能性を秘めた学科だと思います。

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留学が、室井君を大きくしてくれたようです。
その経験を、今後の人生に役立ててくださいね!


★経法は、学生のやる気を応援する学科です★