2015年3月11日水曜日

профессор Shinoda  в России

本学科教授 篠田優先生がロシア出張から戻ってきました。

★調査の目的を教えていただけますか。

欧州人権裁判所がロシアに与えている法的インパクトの調査です。
20世紀末にロシアは欧州人権条約に加盟、批准しました。その後、ロシアからの欧州人権裁判所への救済申し立てが急増し、2000年ゼロ年代後半はロシアを被申立て国とする申立てが欧州人権裁判所への申立て数断然トップになりました。その結果、欧州人権裁判所からさまざまな人権条約違反を指摘され、条約加盟国としてロシアは対応に迫られました。いわば、その状況の一端を聞き取りによって明らかにしようというのが今回の調査の目的です。前欧州人権裁判所裁判官(加盟国は、それぞれ一人裁判官を出します)、憲法裁判所の裁判官および同裁判所国際局、弁護士、学者らと会ってきました。

♥篠田先生からロシアの写真をいただきました!
篠田先生の解説付きです。 

nativeの方ですか。

この写真は、ロシア連邦憲法裁判所の大法廷です。後ろの背の高いいすが憲法裁判所長官席です。従来、小法廷もあったのですが、憲法裁判所法の改正で小法廷が廃止され、大法廷ひとつになりました。


テーミス,ご存じですか。

憲法裁判所内の螺旋会談の中心にぶら下がっているシャンデリア中心にテーミスがいます。

日本代表ですね!

憲法裁判所裁判官カザンツェフ氏との面談後のお土産の交換です。実は、予定では、ゾーリキン長官とも会える予定であったのだが、急遽多忙を理由にキャンセルされてしまいました。

アイコン禁止!


これは驚きの写真!なんと憲法裁判所の中にロシア正教会の聖堂が設けられているのです。端に写っている説明してくれた女性によれば、革命前この建物にあったものを、憲法裁判所をペテルブルクに移す際に復活させた、と。

「カラマーゾフの兄弟」お薦めです。

これは「観光写真」。ドストエフスキーが『罪と罰』を書いたアパートです。憲法裁判所から歩いて20分くらいのところにあります。

***

充実した調査だったようですね!
調査結果の公表を期待したいです!

出張中,モスクワでは,大事件があり,心配でしたが,
無事,戻ってこられて,安心しました。

篠田先生の講義では,ロシアの話しが聴けるかも

おまけ
お土産(チョコ)いただきました。