2016年3月16日水曜日

卒業おめでとう!

■ 3月15日は、北星学園大学の卒業式の日です。場所はニトリ文化ホールです。毎年、4年前に出会った学生たちが卒業していく姿を見ると、いつも「4年間っていうのは早いな」と思わざるをえません。講義やゼミはもちろんのこと、サークル活動やアルバイトを通じて、人間について社会について世界について、色々なことを学んだ4年間だったのではないでしょうか。そして、就職活動を経て、ますますたくましくなった卒業生たちを本当に頼もしく思います。


■ 卒業式は、キリスト教主義の大学なので、オルガンの前奏から始まります。今年は、超有名なバッハの曲、♪チャララー、チャラララー♪からスタートして、会場の雰囲気が少し和みました。卒業証書・学位記が学科ごとに代表者に授与され、優秀な成績を収めた学生には北星賞が与えれました。賛美歌を挟みながら、式は厳かに進みます。

卒業式のメインは、修了生と卒業生の挨拶でしょう。今年の挨拶も、すばらしいものでした。なかでも、大学院修了生の挨拶は、本当に立派でした。文学部を軽視する社会的な風潮に対して、人文学の価値は、何かの役に立つかどうかという尺度で測ることはできない--その価値は人間の想像力を高め、他者への感性を鋭くすることにこそある、と述べました。まったくその通りだと思います。一大学教員として大きな拍手を送りたい。


■ 卒業式の後は、大学後援会主催の 卒業祝賀会です。卒業式終了から2時間後、ニトリ文化ホールの隣のロイトンホテルで行われます。2時間のインターバルは、女子学生の「お色直し」のためのものです。羽織袴から華やかなドレスに着替えて、彼女たちは祝賀会に向かいます。

祝賀会では、ちょっとご無沙汰していた懐かしい顔をそこここで発見します。経法は、経済、法律、会計など専門科目の選択の幅が広いので、1年のときの講義や2年ののときのゼミで会ったきりの学生もいます。挨拶に来てくれた学生から就職先や近況の報告を受けて、盛り上がりました。


そして、二次会。サークルの追いコンにいったり、ゼミ最後のコンパに行ったり、多くの学生は夜の街、すすきのに繰り出していきました。 私も、ゼミの学生と最後のゼミコンを楽しみました。4年間お疲れさま。そして、卒業おめでとう。母校、北星はいつまでも皆さんと共にあります。

I. I.